インフローは11月11日、同社が運営するプリント基板のインターネット通信販売サイト「P板.com」にて、アナログ・デバイセズ社(ADI)の日本法人アナログ・デバイセズ(ADKK)と連携し「パネルdeボード」を開始した。
「パネルdeボード」は、あらかじめ用意されたパネル状の基板データを、ユーザーとなる電気・電子システム設計エンジニアが、ウェブブラウザ上で自由にドラッグ&ドロップで組み合わせ、自分の希望するプリント基板を、そのままインターネット上で購入できるサービス。同サービスはADKKが特許出願中の技術を使用している。
今回、ADKKと連携し、アナログ回路用に最適設計されたIC汎用フットプリントパターンなどの多数のパネルを準備。ユーザーは、設計の核となるアナログ素子評価用のパネルとして、ADI社のIC製品群の約60%を網羅するパネルから、希望のICパネルが選択でき、さらに関連するICなど複数のパネルを選び、組み合わせることで、試作評価用基板を調達できる。
今後、同サービスは、ユーザー自身が作成したパネルを「P板.com」サーバ上に追加できるようにし、拡張していく仕組みを目指す。
■「P板.com」(http://www.p-ban.com)