このページの本文へ

在宅ワーカーの活用事例を紹介

人材もクラウド化!パソナテックが在宅ワーカー活用を紹介

2010年11月12日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 11月11日、IT分野に特化した人材派遣・人材紹介のパソナテックは、在宅ワーカー活用によるアウトソーシング事例を紹介する人材クラウドセミナーを開催した。

パソナテック 執行役員 アウトソーシング事業担当 岡本栄治氏

 セミナー冒頭でパソナテック 執行役員 アウトソーシング事業担当 岡本栄治氏は、内需の縮小や国内経済の成長鈍化、少子高齢化、グローバル化など環境の変化により人材派遣業界も大変革を迎えているとし、従来のオフィスワークからロケーションフリーで業務をこなしていく時代が到来したと昨今の労働環境の変化を解説した。

 ITの世界と同様、人材もクラウド化することで労働力の“所有から利用へ”という動きは今後さらに加速するという認識を示した。

株式会社パソナテック アウトソーシング事業部 コンサルタント 野宮一生氏

 続いてパソナテック アウトソーシング事業部 コンサルタント 野宮一生氏は、在宅ワーカーついて人材費や設備費、通信費、通勤交通費などのコストが原則不要で、繁閑対応や家庭に眠っている人材を確保できるなどのメリットあるとした。

株式会社パソナテック アウトソーシング事業部 在宅事業担当 飛塚嗣公氏

 さらにパソナテック アウトソーシング事業部 在宅事業担当 飛塚嗣公氏は、松山市との取り組みなどの事例を紹介した。松山市の委託を受け同社設立したテレワーク推進センターでは、ISP関連の問い合わせ対応業務を想定した場合、首都圏と比べて最大74%のコスト削減効果があると解説。また、そのほか地方や海外で運営されるコールセンターと比較しても、松山市での取り組みはコスト面で有利であるという。

松山市の委託を受けテレワーク推進センターを設立。首都圏や地方、海外と比べ松山市で実施している在宅ワーカーのコストは低いという

在宅ワーカーに業務を依頼する企業が不安に感じるセキュリティ面に関しては、シンクライアントの活用や生体認証、VPN接続、人物認識Webカメラ、情報分割などの対策を実施している

多く活用されている在宅ワーカーの事例

カスタマーセンター。旅行業の場合は年に2回繁忙期があるため、その時期だけ対応人数を増やすなどの対応ができる

データ入力。データ入力業務には波があるので在宅ワーカーの活用に向いている。ただし、個人情報が多いので情報分割などをして個人情報にならない形で作業する

コミュニティサイトへの入力業務。コミュニティサイト設立後にサイトを活性化するためにハウツーコンテンツの入力をする

システム運営。基幹システムのリプレースなどシステム部門の社員がプロジェクトに注力するためサーバー運用などを委託する

■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ