新開発の撮像素子&画像処理エンジンで
機能は大幅にグレードアップ!
撮像素子には新開発の「LiveMOS」センサーを採用。解像度は有効約1605万画素(総画素数1831万画素)となる。
また、映像処理エンジンも新たに開発された「Venus Engine FHD」となり、ノイズリダクション性能の向上と共に最高感度はISO 12800まで設定可能になった。
感度別撮影サンプル
感度別撮影サンプルを見てみると、ISO 800まではノイズの発生が目立たず、かなり良好な画質を維持できている。ISO 1600からはディテールが崩れ始め、ISO 12800ではシャドー部の色カブリも発生している。
ダイナミックレンジを拡張する
「インテリジェントDレンジコントロール」
撮像素子や画像処理エンジンが新しくなったことで、カメラが被写体の明暗部を自動的に認識してダイナミックレンジを拡張する「インテリジェントDレンジコントロール」が新たに搭載された。
インテリジェントDレンジコントロールの作例
強い逆光時などに機能がオンになる。カメラ側の自動制御なので、任意に効果を設定できるわけではないが、効果が最大になると暗部の質感が若干損なわれるが、黒潰れや白飛びはかなり回避できる。
「超解像技術」もさらに進化
撮影画像をエッジ、ディテール、グラデーション部に分けて、それぞれに適切な立体感、質感の処理を行ない、高い解像力と色を再現する「超解像技術」も「新・超解像技術」に進化。新たに搭載された「拡張モード」は、写真全体のバランスを解析しながら超解像処理を行なうため、連写や連続撮影の速度が遅くなるが、エッジがより自然な仕上がりになるように解像感を上げられる。
超解像技術の作例(遠景)
超解像技術の作例(近景)
超解像の効果は4段階から設定可能。特に遠景での解像感はかなり高くなる。単なるシャープネス強調ではなく、平坦な部分やエッジ部分で効果に差があり、不自然さがない。逆に近接では被写体を構成するピクセル数が多いこともあり、効果は少ない。
そのほか秒間5コマでの連写機能や電子シャッターを用いた秒間40コマの高速連写なども搭載されている。