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Galaxy「GeForce GTX 460 WHDI Edition」、「OC世界大会 日本代表決定戦」

GALAXYがOC大会で無線出力の「GTX 460 WHDI」を披露!

2010年11月06日 23時54分更新

文● 池座 優里

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 11月6日(土)、フェイス秋葉原本店においてMVK主催の「オーバークロック世界大会 日本代表決定戦」が開催された。本大会で優勝すれば、世界大会へ出場できるということもあり、白熱したオーバークロック対決となった。そして、国内未発売のビデオカードも、この大会でひっそりと稼働していた!

解説はオーバークロック界では知らない人はいないduck氏。途中からは「DIY PC Expo 2010」でのセミナーを終えたNVIDIA テクニカルマーケティングエンジニア スティーブン ザン氏も駆けつけた

コアクロック810MHz→1121MHzのOCに成功した「GTX 460」

 本大会は、既に行なわれたウェブエントリーで「空冷部門」トップの「チームはろぽん」と「極冷部門(液体窒素使用)」トップの「NABE」による決勝戦で、勝利したチームは12月に行なわれる中国・広州での世界大会「2010 GALAXYオーバークロック世界大会」へ出場できるというもの。
 今回のルールは簡単で、ベンチマークのスコアなどは関係なく、時間内に極冷を使ってGALAXY「GF PGTX460SuperOC/1GD5 FUJIN 2.0」のコアクロックをよりオーバークロックしたほうが勝者となる。ちなみにオーバークロック記録は3DMark06が完走したクロックを採用する。

液体窒素を使用した極冷オーバークロックは非常に繊細な作業で、冷やしすぎてもマシンが起動しなくなる。両チームとも、温度計をにらみながら液体窒素を注いでいく。結果は「チームはろぽん」が1121MHz、「NABE」が1086MHzで「チームはろぽん」が勝利。12月に行なわれる中国・広州での世界大会へ参加することとなった

「Galaxy GeForce GTX 460 WHDI Edition」が稼働

「Galaxy GeForce GTX 460 WHDI Edition」

AMIMONのWHMI technologyにより、ディスプレイ出力をワイヤレス化した「Galaxy GeForce GTX 460 WHDI Edition」。国内の無線認証さえ受けられればすぐにでも発売可能という

 オーバークロック大会の会場では、外からでも会場の様子が確認できるように大型のディスプレイが設置されていた。興味深いのは、そのディスプレイへの出力方法。国内では未発売の「Galaxy GeForce GTX 460 WHDI Edition」が採用されていた点だ。
 同モデルはAMIMONのWHMI technologyにより、ディスプレイ出力をワイヤレス化したという「GeForce GTX 460」搭載ビデオカード。ワイヤレス化によるディスプレイの表示遅延は1ミリ秒以下ということで、ゲームなども問題ないという。実際に筆者が確認した限りでは遅延を感じることはなかった。
 会場に居合わせたGALAXY関係者の話では「国内の無線認証さえ受けられればすぐにでも発売可能。価格は未定ながら5万円前後を想定している」とのこと。電源ケーブル以外、完全ワイヤレス化も可能となる本製品だが、ぜひ早期発売を期待したいところだ。

2スロット仕様となるブラケット部には、通常の映像出力端子のほか、5本のアンテナが取り付けられている。これにより会場の外に設置された大型ディスプレイへワイヤレスで映像を出力していた

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【取材協力】

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