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物欲AVコモノ道 第74回

録画した地デジ番組をiPhoneで見たい!「MonsterTV U1」

2010年11月08日 14時41分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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 最近になってようやく、外出先で録画した地デジ番組を視聴するための環境が整いつつある。こうした製品の1つとして登場したのが、エスケイネットのPC用フルセグチューナー「MonsterTV U1」である。

 MonsterTV U1の最大の特徴は、録画したフルセグ放送をMP4形式に圧縮し、「iPhone」や「iPod touch」、「iPad」に転送できるという部分だ。これらのデバイスを持っていて、電車などでの移動中に録画したテレビを見たいというユーザーにはピッタリの製品と言えるだろう。

 価格は同社の直販サイトで9800円と、気軽に購入できる価格帯になっているのも嬉しい。さっそくチェックしていこう。


ワンセグチューナーほどの大きさ

幅70×奥行き23×高さ11㎜、約25gというサイズ、重量の「MonsterTV U1」

幅70×奥行き23×高さ11㎜、約25gというサイズ、重量の「MonsterTV U1」

PCのUSB端子に直接差せるが、接続ケーブルも付属する

PCのUSB端子に直接差せるが、接続ケーブルも付属する

 MonsterTV U1の外観はワンセグチューナーと見間違えそうな大きさで、PCのUSB 2.0端子に直接つなぐ形になる。背面にはミニサイズのアンテナ端子があり、付属の変換コネクタを介してアンテナを接続する。

アンテナ端子を搭載しており、ここに変換コネクターを介してアンテナからのケーブルを接続できる

アンテナ端子を搭載しており、ここに変換コネクターを介してアンテナからのケーブルを接続できる

 このサイズを実現するため、B-CASカードは当然ながらミニカードタイプとなっている。本体底部にスライド式カバーがあり、それを開いてB-CASカードを装着する。

 チューナーは1つで地上デジタル放送のみに対応。Wチューナーではないので2番組同時録画や録画中に裏番組を視聴するといったことはできない。そういった意味では、ごくシンプルなチューナーと言えるだろう。

テレビ画面と操作パネル。テレビ画面の大きさは自由に変えられるので、邪魔にならない位置に小さく表示しておくことも可能

テレビ画面と操作パネル。テレビ画面の大きさは自由に変えられるので、邪魔にならない位置に小さく表示しておくことも可能

 視聴用アプリケーションとしては「MonsterTV HD」が付属する。地デジのみのシングルチューナー機ということもあり、インターフェイスはごくシンプル。操作用パネルとテレビ画面は別のウィンドウとなっているほか、テレビ画面は自由に拡大・縮小ができ、ダブルクリックで全画面表示となる。チャンネルはテンキーで切り換えることも可能なほか、「+」と「-」キーで音量を変えることもできる。

EPG番組表は、新聞のテレビ番組欄などとは縦軸と横軸が逆になっている。カーソルキーとEnterキーで操作できるのが便利

EPG番組表は、新聞のテレビ番組欄などとは縦軸と横軸が逆になっている。カーソルキーとEnterキーで操作できるのが便利

 操作パネルにある「EPG」ボタンを押すと、縦方向に放送局、横方向が時間軸となっているEPG方式の番組表が表示される。便利なのはキーボードで操作できる点で、カーソルキーの上下左右でカーソルを移動できるほか、Enterキーを押せば予約録画ダイアログが表示される。カーソルの移動やスクロールも速く、予約録画はなかなか快適だ。

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