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iPhoneは大刀、Androidは小刀

スマホ決戦に、余裕を見せる孫正義社長

2010年11月05日 17時03分更新

文● 大河原克行

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スマホ時代の夜明けは近いぜよ

 ソフトバンクモバイルの孫正義社長は、相変わらずの強気の姿勢は崩さなかった。

 「スマートフォン全盛の時代をリードしていくのはソフトバンクである」

白戸家のみなさんも応援に駆け付けた

──11月4日に行われた新製品発表会見で、孫社長は強い口調でこう宣言した。

 NTTドコモが、10月28日からスマートフォン「Galaxy S」の国内販売を開始(関連記事)。すでに品薄となる人気ぶりをみせる一方、KDDIもいよいよ「IS03」の投入を直前に控えている。


Androidの発表会なのに、主役はiPhone?

 NTTドコモの山田隆持社長は「iPhoneには、XperiaとGalaxy Sの2機種で対抗できる」とし、KDDIの小野寺正会長兼社長も「IS03の手応えはいい。FeliCa、ワンセグ、赤外線を搭載した強みが発揮できる」と、スマートフォンでの巻き返しに強い意志をみせる。

 こうした携帯電話シェアでは先行する2社のトップ発言を、孫社長は意に介さない。

 「3~4年後には、純増数の半分をスマートフォンが占めるようになる」(NTTドコモ・山田社長)とされるように、今後の主流になると見られるスマートフォンでは、現在、圧倒的なトップシェアを維持しているからだ。

 「iPhoneのシェアは8割。いままでと変わらず王者であり続ける。ソフトバンクは、これからも全力で、最重点製品として、iPhoneを売り続ける」と孫社長は語る。

Androidの発表会!……のハズなのだが

 この日の発表会の主役は、Android搭載スマートフォン。iPhoneに関する新たな発表はひとつもない。しかし、孫社長は、会見の冒頭からiPhoneの強みを何度も強調してみせた。

 「最初は9割が男性ユーザーの購入。だが、最近では女性ユーザーの比率が4割に達してる」とユーザー層の広がりも強調する。

 「今回発表したAndroid搭載スマートフォンは、どうしてもiPhoneでは駄目というユーザーに対して投入する製品。残りの2割の市場に向けて投入するもの」と孫社長。この日の主役だったはずの新製品が、脇役ともとられかねない位置付けとなった。見方を変えれば、ドコモとKDDIが投入したスマートフォンは「残り2割の市場に向けた製品である」とも言わんばりの発言だ。

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