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iPhoneからメールするだけで、Office文書やPDFの印刷が可能

日本HP、3万円切るA3対応ビジネス複合機など4製品を発表

2010年11月01日 13時00分更新

文● TECH.ASCII.jp編集部

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 11月1日、日本ヒューレット・パッカードは、A3対応機を含む、ビジネス向けインクジェット複合機4製品を発表した。価格はいずれもオープンプライス。11月中旬より順次出荷を開始する。

 縮小傾向のあるインクジェットプリンター市場だが、SOHO/SMB市場でははプリント枚数/プリント頻度ともに増加傾向にある。同社では毎年3~4%程度の伸び率が見込め、数年後には100万台市場になるとみている。そこでビジネスに求められる初期導入コスト、ランニングコストの低さを重視して開発したのが今回の製品だという。特に低価格カラーレーザープリンターに対する優位性をアピールしており、約半分のランニングコストが実現できるとしている。

A4ハイエンド機の「HP Officejet 8500A Plus」

A3ノビ対応の「HP Officejet 7500A」

HP Officejet 6500A Plus

HP Officejet 6500A

 発表されたのは、A3対応複合機の「HP Officejet 7500A」(直販価格2万9820円)、同じくA4対応の「HP Officejet Pro 8500A Plus」(3万9900円)「HP Officejet 6500A Plus」(1万9950円)「HP Officejet 6500A」(1万4910円)。

 すべての製品が、コンシューマー向けのインクジェットプリンターで搭載されている「メールdeプリント」機能を搭載した。メールdeプリントは、プリンターごとに設定されたアドレスに対して、文書を添付したメールを送信するだけで、印刷が可能となる機能。外出先からファクス感覚でオフィスのプリンターに出力したり、プリンタードライバーのインストールなど設定作業なしにプリンターを活用できる。

 また運転免許書などをコピーする際に便利な「IDプリント」も新たに装備した。スキャナーの指定の場所に身分証明書を置き、表面を1回、裏面を1回スキャンすると、紙の上に両面がきちんとレイアウトされた状態で出力される機能。

Officejet Pro 8500A Plusはハイエンド機ということもあり、大型のタッチパネル対応液晶ディスプレーを装備している

 4製品のうち、A4対応のハイエンド機となるのがOfficejet Pro 8500A Plus。顔料系インク4色を使用する。4.3型のカラータッチスクリーン、50枚の両面対応ADFを搭載する。ランニングコストはA4カラー約6.6円/枚。印刷速度はモノクロ出力時で最高毎分35枚、カラー出力時で毎分34枚。

 シリーズ初のA3ノビ対応機としてHP Officejet 7500Aも追加されている。こちらはブラック顔料系、カラー染料系の4色インクを使用する。2.36型のカラータッチスクリーンを装備。片面対応/最大35枚のADFを装備する。ランニングコストはA4カラー約7.6円/枚。印刷速度はモノクロ出力時で最高毎分33枚、カラー出力時で毎分32枚。なお、スキャナー部は通常のA4サイズのため、A3コピーを実行する際には、2回に分けてスキャンする必要がある。

 Officejet 6500A Plus/6500Aは、A4対応の普及機で違いは無線LAN機能と両面印刷機能の有無(Plusのみ搭載)。各製品の詳細は日本HPのニュースリリースおよび製品情報サイトを参照のこと。

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