前回紹介した通り、ニコン「D3100」では「ピクチャースタイル」の設定で「モノクローム」を選んで撮影すれば味のあるモノクロの写真が撮れる。しかしその場合、後から「やっぱりカラーで撮影しておけばよかった」と後悔してもカラ―にすることはできない。
なので、基本的に最初はスタンダードなどのカラーの設定で撮影しておくことをおすすめする。ニコン「D3100」には撮影した画像を編集する機能が搭載されているので、撮影後にモノクロームに変更するなどの作業ができるからだ。
作業後も元の画像は残り、編集された画像が新たに生成されるので利用すると大変便利。今回はその中でも特に役に立ちそうな機能を紹介してみたいと思う。
カラーに関する編集機能
「モノトーン」は通常のカラー写真の画像をモノクロの画像に変換する機能。通常の白黒のほか、セピア/クールの3段階の色調に調整することができる。
前述のとおり撮影の段階でモノクロを選択してしまうと後からカラーの写真には戻すことができない。カラーの絵もモノクロの絵も欲しいときなど、あらかじめカラーで撮影しておき、撮影後のこの機能でモノクロ化するといいかもしれない。
「フィルター効果」はフィルムカメラの頃からある光学フィルターの効果をシミュレーションする機能。「スカイライト」「ウォームトーン」「赤強調」「青強調」「クロススクリーン」「ソフト」の7種類のフィルター効果を調整することができる。
特にクロススクリーンとソフトは、あらかじめレンズ前にフィルターを装着して撮影しなくても、フィルターの効果を画面を見ながら調整できるのでお勧めである。
「カラーカスタマイズ」は撮影後の画像に対して、RGBのすべての色の調整ができる機能。カラーマトリックスとプレビューを見ながら自分好みの色あいに調整することができる。
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