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将来的にはUSB3.0対応やNAT超えも視野に技術開発

サイレックス、USBデバイスサーバーのシェア拡大を狙う

2010年10月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月27日、サイレックス・テクノロジーはUSBデバイスサーバー新戦略についての記者発表会を開催。サイレックス・テクノロジー 代表取締役社長 河野剛士氏がこれまでのUSBデバイスサーバーの販売実績の推移や今後の事業展開の基本方針などを説明した。

サイレックス・テクノロジー株式会社 代表取締役社長 河野剛士氏

 同社では2005年の夏にUSBサーバーの1号機をリリース。当初はUSB機器をネットワークにつなぐ製品をリリースしたが、メインターゲットはプリンターであり、これを広くUSB機器全般に適用させていきたいと研究開発をし、現在に至ったとUSBデバイスサーバーの成り立ちを語った。

 その後、ライセンスロイヤリティ事業が順調に推移しているとして、USBデバイスサーバ出荷数量推移のグラフを示した。青の棒グラフがUSBデバイスサーバー製品の販売台数、伸びてきている赤の棒グラフはUSBデバイスサーバーのコアテクノロジー「USB Virtul Link Technology」を機器メーカーに組み込みで提供している台数であると解説。

 昨年から組み込み分野でのビジネスをスタートし、アメリカの4大ルーターメーカーのうち2社に採用されたという。これにより2010年第2四半期、第3四半期の数量が伸びた。この流れを日本の市場でも展開するため、日本の機器メーカーにUSBデバイスサーバーのコアテクノロジーを組み込むというビジネスを拡大させるとした。

 さらに昨年末にUSBデバイスサーバーの新モデル「SX3000GB」をリリースし、アイ・オー・データ機器をはじめとする国内外の機器メーカーにOEM提供していると発表した。

サイレックス・テクノロジー株式会社 執行役 プロダクト・ネットワーキング・ソリューション事業部長の伊藤信久氏

 次に執行役 プロダクト・ネットワーキング・ソリューション事業部長の伊藤信久氏が、コア技術であるUSB Virtul Link Technologyのビジネスについて解説した。

 同社の主なビジネスは自社ブランドの製品としての販売とOEM販売、組み込み分野でのミドルウェア技術提供、ミドルウェア技術をベースにポータルサイトとサービスを展開するという大きく4つの柱となっているという。

サイレックス・テクノロジー株式会社 執行役 開発本部長 兼 開発本部開発1部長 ワイヤレス企画開発室 室長の宮本裕明氏

 また、執行役 開発本部長 兼 開発本部開発1部長 ワイヤレス企画開発室 室長の宮本裕明氏はUSB Virtul Link Technologyの技術面の解説。

 USB Virtul Link Technologyは「SX Virtul Link」とPCに直結していたUSB機器をネットワークを介して接続するUSBデバイスサーバの2つのテクノロジーで構成される。SX Virtul Linkは、USBデバイスサーバによりネットワーク上に接続されているUSB機器を一覧表示するソフトで、使用可能なUSB機器が一目で分かる仕組みとなっている。

「SXUPTP Driver」という仮想USBドライバでネットワーク上のUSB機器をPCに認識させる。そこに同社のノウハウが詰まっているという

 SX Virtul Linkのキーとなるのは、PCにインストールする「SXUPTP Driver」という仮想USBドライバで、ネットワーク経由で送られたUSB情報を、PCに対してUSBがつながったと認識させるテクノロジーだという。ここが一番同社のノウハウが詰まったところだと説明した。

現状では超えられないNAT超え技術などを開発している

 最後に今後の開発テーマとして、現状では基本的にローカルLANで使用するのが前提となっているのでNATを超えることができないが、NAT超え技術を開発すれば外から自宅のUSB機器にアクセスできるようになり便利になるという。また、新技術であるUSB3.0への対応などに取り組むとした。

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