W3撮影サンプル
ISO 100、1/300秒、F5(プログラムオート)。掲載画像はいずれも左目用(左)と右目用(右)のもの。元画像は3584×2016ドットで800×450ドットにリサイズしている
上記左目用画像を800×600ドットにトリミングしたもの
元画像は3584×2016ドット、ISO 100、1/400秒、F5、露出補正+0.3(プログラムオート)。いかにもFinePixらしいすっきりした色合い
上の左目用画像をトリミング。ややシャープネスが強めなのか細かな部分をみると低感度でもざらついているが、気になるほどのことはない
元画像は3648×2432ドット、ISO 400、1/4秒、F3.7(プログラムオート)、露出補正+0.7。薄暗い店内でもフラッシュを焚くことなしに十分明るく撮れる
上の左目用画像をトリミング。ISO 400でもノイズが気にならないのはなかなかのもの
元画像は3584×2016ドット。ISO 200、1/480秒、F4(絞り優先)。3D撮影に向いているのは通常時約1.3m以遠、マクロ時約48cm以遠で、それより近づけば視差が大きくなって(寄り目になりすぎて)立体感よりも違和感が大きくなってしまう。花などを撮るのであればこれくらいの距離が限界と言えよう
上の左目用画像をトリミングしたもの
最近のコンパクト機としてはやや大きめのボディは両手で持って撮ることとなる。この両手でちゃんと持つという撮影スタイルによって手ブレしにくくなるのだが、構えた指がレンズ(とくに右側)にかかりやすく、指を写し込むというミスが起きやすいのはW1と同様なので注意したい。
最近は低価格機ですら当然のように搭載している光学式手ブレ補正が付いていないのは残念だが、カメラの両側にあるレンズを同時に駆動するのは難しそうなのでやむを得ないところではある。
とはいえ両手で持つという撮影スタイルの基本を守れば思いのほか手ブレしにくい。さらにFinePixの特徴と言えるのが、高感度でもノイズや画像のざらつきが目立たない点。ISO 800程度でも若干画像がざらつく程度で、ISO 400までならばほとんど気にならない。
ちなみにW3ではISO感度のAUTO設定時に上限を指定でき(ISO 400/800/1600)、日中ならば400まで、屋内などでは800まで、といった具合に切り替えればかなりの明るさをカバーできるはずだ。