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FINAL FANTASY XIVに最適なPCはどれだ?【前編】

2010年10月30日 12時00分更新

文● 池座 優里

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「Core i7 980X」と「GTX 480」を採用したウルトラハイエンド構成の
「FRONTIER FRGZ9879G/FF」

最上位のPCパーツを集めたハイエンド機で、ゲーマー向けのキーボードとマウスが標準で付属している。記事掲載時の価格は31万4980円。オプションでゲームパッド(2980円)も選択可能だ

 「FRONTIER FRGZ9879G/FF」は、KOUZIROが展開する「FRONTIER」ブランドのゲームPCシリーズのハイエンドモデル。ハイエンドだけあって、もちろん「FINAL FANTASY XIV 推奨認定」を取得している。

FRONTIER FRGZ9879G/FF(評価機構成)
CPU Intel Core i7-980X(3.33GHz)
メモリ PC3-10600 DDR3 12GB(2GB×6)
ビデオカード NVIDIA GeForce GTX 480 1536MB
ストレージ SATA II 80GB SSD
SATA II 2TB HDD
光学ドライブ Blu-rayドライブ
電源 1000W
サイズ 180(W)×470(D)×415(H)mm
OS Windows 7 Professional 64bit 正規版
価格 31万4980円(記事掲載時の特別価格、通常価格は34万9800円)

 CPUにはIntel製の最上位モデルとなるIntel「Core i7-980X」(3.33GHz)を採用。メモリはPC3-10600 DDR3 12GB(2GB×6)で最大24GBまで拡張できる。
 ビデオカードはNVIDIA製の最上位モデル「GeForce GTX 480」。さらに起動ドライブにはIntel製80GB SATA SSD、データ用HDDとして5400rpmのS-ATA II 2TB、光学ドライブにはBlu-rayドライブを搭載し、OSも最上位エディションとなる64bit版のWindows 7 Ultimateを採用するなど、まさにハイエンドの名に恥じないスペックとなっている。

CPU-Z1.5.5のステータス

GPU-Z0.4.6のステータス

 ブラックを基調とした落ち着いたデザインの外観。ATXサイズながら180(W)×470(D)×415(H)mmとコンパクトな筐体には、一見不釣り合いともいえるハイエンドパーツを詰め込んでいる。フロントポートはUSB2.0×2と音声入出力が用意され、標準でメディアリーダーを搭載している。
 サイドパネルにはメッシュでカバーされた大きめの通気口が開けられており、ハイエンドビデオカードを搭載しても内部に熱が篭らないようになっている。

ブラックカラーを基調とした落ち着いた雰囲気のフロントパネル

サイドパネルには吸気用の大きめの通気口が開けられている。さらに内部にチリやホコリが入らないようにメッシュでカバーされている

 ゲームPCのハイエンドモデルということで入力デバイスにもこだわっている。キーボードは最大26キーの同時押しに対応したゲーマー向けキーボード「Microsoft SideWinder X4 Keyboard」、マウスにはゲーマー向けのレーザー式マウス「Microsoft SideWinder X3 Mouse」が標準で付属する。

ゲーマー向けキーボード「Microsoft SideWinder X4 Keyboard」とマウス「MicrosoftR SideWinder X3 Mouse」が標準で付属(ゲームパッドはオプション扱い)

 内部を見てみると、マザーボードはATXサイズのECS製「X58B-A2」。冷却ファンはフロントに12cmの吸気ファン、リアに9cmの排気ファンをそれぞれ1基搭載。HDDは一般的な縦型配置のため、場所によってはビデオカードと干渉するので、さらにVGAを増設する際には注意が必要だ。
 電源にはEnhance製「ENP-6610G」を搭載。80PLUS認証を取得した1000W電源で、Intel「Core i7-980X」や「GeForce GTX 480」といった消費電力の多いパーツでも全く問題ない電源容量を誇る。

サイドパネルを開けた状態。レイアウトは一般的なミドルタワーケース。コンパクトな筐体にハイエンドパーツが詰め込まれている

搭載する電源は80PLUS認証を取得した容量1000WのEnhance製「ENP-6610G」を採用し、十分な電源容量を確保

Windows 7エクスペリエンスインデックスを使って基本性能をチェック

 それでは次にWindows 7エクスペリエンスインデックスを使って「FRONTIER FRGZ9879G/FF」の基本性能をチェックしていきたい。ドライバーなどはすべて標準にインストールされているもので一切変更はしていない。

「Windows エクスペリエンス インデックス」(単位:Scoce) better→

 Windows7エクスペリエンスインデックスは、プロセッサとメモリは7.7、グラフィックス関係は最高値となる7.9、最も低いプライマリハードディスクでも7.4と、すべての値で7を超えて非常に高い結果となった。ゲームだけでなくどんな作業でもこのPCなら快適にこなすことが出来るだろう。

「FF XIV ベンチ」によるベンチマーク

「FF XIV ベンチ」の結果。ベンチマークの数値はゲームの快適さの目安となっている

 次に「FF XIV ベンチ」を使って性能を確認してみた。まず、Low設定の結果だが6581で「とても快適」となった。これなら非常に高い描画クオリティでもゲームを楽しむことができる。さらに、High設定の結果も4037で評価は「やや快適」。High設定でも描画クオリティを上げてFF XIVを楽しみたいマシンだ。

「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(単位:Score) Better→

ゲームだけでなくどんな作業も
これ一台でこなせる最高レベルの1台

 コンパクトな筐体にハイエンドパーツを盛り込んだFRONTIER「FRGZ9879G/FF」は、ゲームだけでなくどんな作業もこれ一台でこなせる最高レベルの1台だ。そのぶん31万4980円とかなり高額なモデルとなっている。とはいえ、現状最高性能となる「Intel Core i7-980X」や「GeForce GTX 480」を採用、さらにそれを支える大容量の1000W電源やIntel製SSDといったパーツ構成を考えるとこの価格も納得。とにかく高性能なPCで描画クオリティを上げてFF XIVを楽しみたいユーザーに安心してお勧めできるPCだ。

標準ではディスプレイは付属しないが、追加オプションで21.5インチワイドか23.6インチワイドを選択可能だ

【製品情報】

(次ページへ続く)

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