10万円台の低価格が魅力のFF XIV推奨認定PC
「NEXTGEAR i300BA1-FF14」
マウスコンピューターのゲーム向けPC「G-Tune」ブランドの「NEXTGEAR i300BA1-FF14」は「FINAL FANTASY XIV推奨認定PC」ながら、基本構成で10万円台という低価格を実現したモデルだ。
NEXTGEAR i300BA2-FF14(評価機構成) | |
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CPU | Intel Core i7-870(2.93GHz) |
メモリ | PC3-10600 DDR3 4GB(2GB×2) |
ビデオカード | ATI Radeon HD 5770 1GB |
ストレージ | SATA II 1TB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W |
サイズ | 190(W)×495(D)×435(H)mm |
重量 | 約12.3kg |
OS | Windows 7 Professional 64bit 正規版 |
価格 | 10万9830円 |
CPUにはIntel「Core i7-870」(2.93GHz)を採用し、BTOにて内部倍率の固定が解除された「Core i7-875K」(2.93GHz)にも変更が可能。メモリはPC3-10600 DDR3 4GB(2GB×2)で最大16GBまで拡張できる。
また「ファイナルファンタジーXIV推奨認定PC」としては珍しく、GDDR5 1GBのビデオメモリを搭載したAMD製「RADEON HD 5770」を採用する。同GPUは消費電力が少ない割に「FF XIV ベンチ」の結果が良く、「FF XIV」をプレイするにはバランスの取れたビデオカードだ。
ケースはフロントフェイスカバー付きのATXサイズを採用。シルバーカラーのパワーボタンとLED切り替えボタンがアクセントとなり、デザインも優れたケースになっている。フロントポートはUSB×2と音声入出力が用意されているが、本体の一番下にあり、さらに少し奥まっているため抜き差しが面倒に感じる人もいるかもしれない。
サイドパネルは、CPU部分に丸型パンチングの通気孔、ビデオカード部分にも大きめの通気孔が用意され外気を効率よく吸気できるようになっている。
内部を見てみよう。ATXフォームファクタのマザーにも対応するケースだけに、今回採用するMicroATXサイズのMSI「H55M-P33」を搭載した見た目は、非常にすっきりとした印象。HDDベイは横開口式で、ビデオカード搭載部分は広めに確保している。さらにHDDの配線が裏面配線となっているため、取り回しの際も邪魔にならない点が嬉しい。
電源には「80PLUS」認証を取得した500Wのものを採用する。ビデオカードが「RADEON HD 5770」ということを考えれば十分な容量と言えるだろう。
Windows 7エクスペリエンスインデックスを使って基本性能をチェック
それでは、次にWindows 7エクスペリエンスインデックスを使って「NEXTGEAR i300BA1-FF14」の基本性能をチェックしていきたい。ドライバーなどはすべて標準にインストールされているもので一切変更はしていない。
Windows7インデックスの最高値は7.9だが、CPUとメモリは7.5、グラフィックスの2つも7.4で低価格ながら十分高速な結果。ゲーム以外でも一般的なアプリケーションなら問題なく動作するスペックだ。
「FF XIV ベンチ」によるベンチマーク
次に「FF XIV ベンチ」を使って性能を確認してみた。まず、Low設定の結果だが4478で「やや快適」という結果。それも4500にかなり近いため、Low設定なら描画クオリティをある程度上げてもプレイできるだろう。一方High設定の結果をみると2511で「普通」レベルとなった。High設定なら通常の描画クオリティで楽しむほうがよいだろう。
コストパフォーマンスに優れた
FINAL FANTASY XIV推奨認定PC
「NEXTGEAR i300BA1-FF14」の魅力はなんと言っても「ファイナルファンタジーXIV推奨認定PC」ながら、10万円台という価格の安さだ。「FF XIV ベンチ」の結果を見てもLow設定ならかなり快適に、High設定でも通常の描画クオリティなら問題なくプレイ可能なスペックで、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっている。良くも悪くも、ビデオカードが「RADEON HD 5770」という点については賛否の分かれるところだが、そこは使う側の好み次第ともいえるだろう。
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