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ソニックウォールが最新の取り組みを披露

日本のユーザーは次世代ファイアウォールに急げ!

2010年10月18日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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10月15日、ソニックウォールは事業説明会を行ない、同社が開発を続けてきた次世代ファイアウォールの取り組みを披露した。エンタープライズ向けの他社製品と比べ、SOHO向けの機種までアプリケーション制御や可視化の機能を利用可能にする。

マルウェアを遮断するのが最大の目的

 発表会において米ソニックウォール社長兼CEOのマット・マデイロス氏は、まず日本への投資計画を明らかにした。ハードウェア・ソフトウェアの品質保証はもちろん、日本向けの新製品の投入、CSSAと呼ばれる教育プログラムに関して継続的に投資を行なうという。

米ソニックウォール社長兼CEOのマット・マデイロス氏

 また、「私たちの最大の目的はマルウェアを止めること」(マデイロス氏)と述べ、ファイアウォールベンダーでありながら、現在の目的を最大の脅威であるマルウェアの遮断と捉えているという。同社の調査によると、日本はネットワークゲートウェイへの攻撃が多い国の1つで、昨今は中国からの攻撃も増えている状態で、「今すぐ次世代ファイアウォールを移行する必要がある」(マデイロス氏)という。

 さらに、アプリケーションの可視化と制御を行なう次世代ファイアウォールの取り組みについても説明した。次世代ファイアウォールとはHTTPにトラフィックが集中化している現状で、アプリケーションを個別に識別し、分類・コントロールを行なう技術。約3000のアプリケーションを検知できる機能が最新のSonicOSで実装され、中規模向けのNSAシリーズやエンタープライズ向けのNSA E-Classといった既存のUTM製品で利用可能になる。ミクシーやニコニコ動画など日本独自のアプリケーションについても対応する。他社はエンタープライズ向けの機能として、こうしたアプリケーション制御・可視化の機能を売り込んでいるが、同社はTZ系のSOHO向け機種でもサポートするようだ。

SonicWALL,Inc. 日本オフィス システムエンジニア 澁谷寿夫氏

 高いパフォーマンスを実現する最新機種についても、明らかにされた。現状でも「NSA E-Class 8500を使えば、アンチウイルスやIPSを含めたフルDPI(Deep Packet Inspection)の処理でも2Gbpsを実現できます」(SonicWALL,Inc. 日本オフィス システムエンジニア 澁谷寿夫氏)だが、今後はこのパフォーマンスだと限界に突き当たる。そのため、同社が開発を進めているハイエンド機「SonicWALL Super Massive」では、最大96個のプロセッサを搭載し、フルDPIでも10Gbpsを実現する。製品は今週開催される「ITPro Expo」でデモが行なわれる予定となっている。

開発中のハイエンドUTM「SonicWALL Super Massive」

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