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冬になっても天候不順な日本ではもはや必需品

雷や停電でも作業を止めない 「APC RS 550」で安心を!

2010年10月27日 10時00分更新

文● 広田稔、撮影●小林伸、篠原孝志(パシャ)、モデル●山口立花子

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「APC RS 550」の魅力その2
ディスプレー付きで状態を把握しやすい

 ふたつ目のポイントは液晶ディスプレーが付いているということ。APC RS 550が正常に動作しているかを確認したり、繋いだ機器の消費電力がAPC RS 550の許容量を上回っていないかを調べられる。

液晶ディスプレー付きなので状態がひと目で分かる

 さらに消費電力自体もリアルタイムで表示できる。その消費電力から、どのくらいのバックアップ時間が実現されるかを確認できる。また普段パソコンでどれだけ電力を使っているのかが「見える化」されれば、無駄な周辺機器の電源を落とす習慣がついて、エコにもつながりそうだ。

 また、トラブルでバッテリー動作に切り替わると、「ピーッ、ピーッ……」というアラームを鳴らす機能も用意している。うるさければ音をオフにすることも可能なのだ。

 「パソコンがない部屋にいたときに停電になっても、アラームで知らせてくれるのは、『データが飛んでない』と安心できていいですよね」(山口さん)

 そのとおり。実際に停電が発生したら、慌てず騒がずパソコンをシャットダウンすることで、作業途中のデータを守ることができる

「APC RS 550」の魅力その3
緊急時にWindowsを自動シャットダウン

 WindowsとMac OS Xに対応した管理ソフト「PowerChute Personal Edition」が付属する点も見逃せない。USBケーブルでパソコンとつなぐことで、バッテリー残量や現在の負荷、電源障害の履歴を確認することが可能だ。

 さらにWindows 7/Vista/XP/2000ならパソコンの終了にも対応している。経過時間やバッテリー残量を指定しておけば、不在時の停電でもパソコンを安全にシャットダウンしてくれる。

PowerChute Personal Edition

ユーザーの用途に合わせたラインアップ

 今回紹介したのは液晶ディスプレイを持ち、動作状況や消費電力などを確認できるインテリジェントな機能を持つ「APC RS 550」だが(バックアップコンセント最大容量が400VA/240Wの「APC RS400」もある)、APCジャパンのコンシューマー向け製品にはほかにもラインアップが用意されている。

 まず「APC ES 550」「APC ES 750」はよりシンプルに大容量のバックアップを必要とするユーザーにオススメだ。液晶ディスプレーは用意されていないものの、APC ES 550はバックアップコンセントが4個、サージ保護のみのコンセントも4個用意されている。さらに大容量のAPC ES 750はともに5個だ。また上述の電源管理ソフト「PowerChute Personal Edition」も利用できる。

 「SurgeArrest 雷ガードタップ+電源バックアップ」はさらにシンプルに雷サージ対策を中心に見据えた製品だ。とはいえ、4つのコンセントのうち、2つはバックアップコンセントとなっている。ネット通販での実売価格は5000円前後から。UPSを試しに使ってみようという方に適している。

APC ES 550SurgeArrest 雷ガードタップ+電源バックアップ


(次ページに続く)



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