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これで作れる! Androidのアプリケーション 第11回

アプリケーションをAndroidマーケットに登録する

2010年10月14日 12時00分更新

文● 塩田紳二

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実際にマーケットへのアップロードする

 アプリケーションができたので、マーケットで公開することにしましょう。Androidマーケットのアプリケーションのページには、最大2つのスクリーンショットを置くことができます。これは320×480または480×854ドットのいずれかの解像度になります。これを先に作っておくといいでしょう。

 また、これとは別に180×120ドットのプロモーション用画像(Androidマーケットを開いたときに上部に表示されるアプリケーションのお勧め用の画像。Googleがプロモーションの必要ありとしたときのみ使われる)もアップロードできます。ただし、スクリーンショットも、プロモーション画像も必須ではありません。

 このアプリケーション登録のページはいくつかのパートに別れているので、パートごとに解説します。最初にあるのは「Upload assets」です。作業は最初にapkファイルのアップロードから始めます。アップロード時にチェックが行なわれ、問題がなければページの入力を続けます。

Android Marketへの登録画面。最初にUpload assetsで、パッケージをアップロードする。そのあと、スクリーンショットやプロモーション画像をアップロードしておく。アップロード処理はたまに失敗して、反応が無くなることがあるので、すべてのアップロードが終了してから以後の入力などを進めたほうがいい

 次は「Listing details」で、ここはAndroidマーケットの各アプリケーションのページにある解説部分に相当します。プログラムの説明は標準では英語となっていますが、日本語のエントリを作ったあとであれば、英語のエントリを削除可能です。日本国内だけに公開するつもりなら、日本語のエントリのみでもかまいません。英語のエントリを削除するには、add languageリンクをクリックして日本語のエントリを作ったあと「English(en)」を選択し、Promotion Textの下にある「Remove en listing」をクリックして削除します。再度add languageリンクで追加することもできます。

Listing detailsでは、各言語ごとにアプリケーションの名前や説明を入力する

 次の「Publishing Options」は、コピーの可否および配布地域の選択です。ただし、コピー禁止の設定はまもなくなくなる予定で、別途Licensing serviceが開始されます。配布先はすべての地域にするか、配布可能な地域を指定します。特に問題がなければすべての地域で問題ないでしょう。ただし、日本以外でも公開するのであれば、最低でも英語の解説はつけておいたほうがいいでしょう。

Publishing optionsは、パッケージのコピーを許すかどうか、配布地域を限定するかどうかの指定。Contact informationは、アプリケーションのwebサイト、連絡用メールアドレスなどを入力する。電話番号はなくても可。最後のContentは、チェックボックスが2つともオンになっていないと公開できない

 「Contact Information」は、開発者への連絡方法を指定します。WebページのURLやメールアドレスをどちらか、または両方入れておきます。Phoneはいれなくてもかまいません。

 「Consent」では2つのチェックボックスをオンにしておきます。これは、アプリケーションがGoogleのガイドラインに適合していること、および米国の輸出管理法などに抵触していないことを確認するものです。

 最後のボタンは3つあり、「Publish」は直ちに公開を始めます。「Save」では情報は保存されますが、公開はされません。最後の「Delete」は登録を削除するときに使います。このうちのどれかをクリックすれば、作業は終了です。

 特に問題がなければ、すぐにでもAndroidマーケットへ登録され、ダウンロードが可能になります。注意したいのはデバッグ用のパッケージを実機に転送したあと、同じプログラムをAndroidマーケットからダウンロードしようとするとエラーで失敗することがある点です。このようなときには、Androidのシステムオプションにあるアプリケーションの管理でプログラムを手動でアンインストールしておきましょう。

 これでアプリケーションのAndroidマーケットへの登録も完了です。開発者登録にのみ費用が必要ですが、アプリケーションの作成や公開には一切コストがかかりません。スマートフォン上で動作するアプリケーションに興味があるならば、一度Androidアプリの開発にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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