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最大構成では2960台もの仮想サーバーが稼働可能!

IBM CloudBurstにいよいよPOWER7搭載

2010年10月14日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月13日、日本アイ・ビー・エムはクラウド構築用アプライアンス「IBM CloudBurst」の最新版として、POWER7プロセッサ搭載のUNIXサーバー「Power Systems」に対応した「IBM CloudBurst V2.1 on Power Systems」を12月17日より提供すると発表した。

「IBM CloudBurst V2.1 on Power Systems」に採用される、Power Systemsのミッドレンジサーバー「IBM Power 750」。最大32コアに対応する4Uサーバーだ

 CloudBurstは、プライベートクラウドの構築に必要なサーバーやストレージ、ネットワーク機器、ソフトウェア、そして導入サービスをセットにした製品。設置から数日でクラウド環境が利用可能になるとしている。これまでのCloudBurstは、サーバーとしてx86プロセッサを搭載する「System x」のみが対応しており、仮想化ソフトウェア「VMware vSphere Enterprise 4.1」を組み合わせていた。

 今回の新製品では、サーバーはPower Systemsとなり、OSに「AIX」、仮想化ソフトウェアに「IBM PowerVM」、管理ソフトウェアとして「IBM Systems Director」などが使われる。これらの組み合わせにより、最小構成(16コア)では160台、最大構成では2960台もの仮想サーバーを稼働できる。

同じく本製品に採用されるストレージ「IBM System Storage DS5020」。拡張ユニットを併用することで、最大112台のHDDを搭載できる

 価格は約9300万円で、別途使用料金や保守料金などが発生する。

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