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構築を請け負ったNECと日本HPが協業で販売

東工大スパコン「TSUBAME2.0」のミニ版が550万円で!

2010年10月07日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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10月6日、NECと日本ヒューレット・パッカードは研究機関向けのHPC(High Performance Computing)分野で協業を開始したと発表した。両社は、今秋稼働予定の東京工業大学の次世代スーパーコンピュータシステム「TSUBAME2.0」構築を担当しており、このノウハウを活かすものとなる。

現在構築中の「TSUBAME2.0」の一部。理化学研究所の次世代スーパーコンピュータ「京」がオラクル(旧サン・マイクロシステムズ)のSPARCアーキテクチャを採用するのに対し、TSUBAME2.0はインテル製プロセッサとNVIDIA製GPUによる汎用サーバーを利用する

 TSUBAME2.0は、グラフィックチップ(GPU)を演算処理に利用するGPUコンピューティングを用いて、理論最高性能2.4ペタフロップスを実現するスーパーコンピュータ。ハードウェアには、NVIDIAのGPUモジュールを搭載したサーバー「HP ProLiant SL390s Generation7」を採用。ベクトル型スーパーコンピュータの構築で培った技術を持つNECが、

  1. アプリケーションチューニング
  2. GPUコンピューティングサポート
  3. OS(Linux、Windows)
  4. クラスタ管理システム
  5. ジョブ管理システム

などのシステムインテグレーションを担当する。

協業で販売する、TSUBAME2.0と同様のハードウェア。「HP ProLiant SL390s Generation7」は、Xeon 5670×2、48GBメモリ、500GB HDD×2などを搭載。左の「HP Tesla M2050 GPUモジュール」は、1台で515ギガフロップの性能を持つという

 今回発表された協業は、TSUBAME2.0と同様のシステムを大学や研究機関向けに販売するというもの。日本HPがHP ProLiant SL390s Generation7の提供やバックエンド技術のサポートを行ない、NECが直販または販売会社経由で販売する。すでに、名古屋大学よりシステム性能62.41テラフロップス(約0.06ペタフロップス)のシステムを受注しているという。

販売はNECが担当する

 また、「GPUクラスタ スタータキットキャンペーン」を用意。3年間の翌日対応オンサイトサポートがついて550万円(税別)からとなっている。

お試しとして550万円から導入可能だ

 なお、NECは、プログラムをGPU上で稼働させるための移植作業の支援サービス「CUDA化支援」、コードのチューニングやGPU上でのプログラム適用方法の変更などを行なう「CUDAコード高速化」、GPUコンピューティング導入者に対する講演会やトレーニングなどの提供も始める。

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