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Android OS 2.2を搭載して登場!

発表されたばかりのGALAXYをじっくり触ってみた

2010年10月05日 22時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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タブレット端末の理想の形は7型?
「GALAXY Tab」

 GALAXY Tabは実はGALAXY Sと共通する機能も多いが、まずディスプレイはこちらは7型のTFT液晶(600×1024ドット)。サイズは約121×191×12.1mm、重さは約382gと片手でも操作できる。軽さにこだわった1台だ。ドコモの山田社長が「スーツの内ポケットにも入る」と言っているように、iPadよりも小さいために確実に携帯性がいい。

サイズの印象は写真右のiPadよりも、どちらかというとフルキーボード付きiモード端末のN-08Bや、ソニーのVAIO type Pを閉じたときに近いと感じた

参考出展ながらキーボードドックや収納ケース、デスクマウントが展示されていた

フルタッチで操作できるが、タッチセンサーがディスプレイの下にあり、メニューの表示や戻る(クリア)、ホーム画面への切り替えができる

microSDスロットとSIMカードスロット。SIMはmicroSIMではなく通常型。当然SIMロックが施されている

PCに近い解像度のディスプレイ

 ディスプレイの解像度はPCに近い画面表示を実現するためのものという。Flash Player 10.1にもGALAXY Sと同様に対応している。縦横の切り替えも自由に行えるのはもちろん、当然マルチタッチのためピンチ操作で拡大縮小といったタッチ操作もスムーズ。ブラウザや地図を見るのに最適である。

 文字入力ではキーボードがGALAXY Sより大きい。横画面では両手で持ったまま文字入力することもできるので、iPadよりも従来のフルキーボード付きスマートフォンに入力スタイルが近い。なおオフィス系アプリとしてThinkFree Officeを搭載しているので、Word、Excel、PowerPointの編集、PDFの閲覧が可能だ。

TFT液晶とはいえ、高精細な7型ディスプレイ。細かい文字を見るのにも、写真や動画を見るのにも十分だ

Flash Player 10.1に対応。ブラウザの機能自体は他のAndroidと同様

マルチタッチのピンチイン/アウトもスムーズ

横画面で両手親指打ちが可能なソフトキーボード

 Android端末なのでGmailやPCメールはもちろん「spモード」に対応しているので、ケータイから機種変更してもOK。大画面なのでデコメを選ぶときも、一度に見られる種類が多く、最初はただそれだけでも結構インパクトがある。前述したように両手で打てるため文字入力は速い。

横画面に表示してキーボードを操作してみた。手の持ち方を見ればわかるように、無理なく両手の親指打ちが可能。ボタンのサイズ自体はiPadのほうが大きいが、入力はとてもスムーズだ

spモードでデコメを使ってみると、絵文字の一覧は数が多く、迫力がある。目的の絵文字を探しやすそうだ

電子書籍端末としても有力な存在になりそう

 また電子書籍や電子辞書端末としても有力で、ドコモが10月下旬から開始予定の電子書籍のトライアルサービスに、GALAXY SとGALAXY Tabの両機は対応している。今回の展示機にも電子書籍関連のアプリが複数インストールされていた。iPadのiBooksのように「ページをめくる」インターフェースを備えたアプリも用意しており、さらにGALAXY Tabのサイズが単行本に近いので、電車内の立ち読み端末としても期待できそうだ。

電子辞書機能も便利そうだ

通話は可能だがヘッドセットが前提
案外手軽に楽しめるカメラ機能

 タブレット型とはいえ、通話機能は搭載しており、音が周囲にダダ漏れでいいのであればスピーカー越しに相手と話すことができる(ちなみにドコモの正式な製品名は「ドコモ スマートフォン GALAXY Tab」)。もちろんマイク付きイヤホンやBluetoothヘッドセットがあれば、より快適に通話が可能だ。なおインカメラは搭載しているがこれは自分撮り用。テレビ電話には使えないのが少々残念だ。

 カメラのスペックはアウトカメラが3.2MのCMOS(オートフォーカス対応、顔検出は非搭載)、インカメラが1.3MのCMOSと、GALAXY Sほど高性能ではないが、ウェブに掲載するなら問題ないだろう。カメラの操作自体はそれほど違和感なく、実は一眼レフカメラなどと比べればずっと軽いので、撮影も手軽に楽しめる。

静止画の撮影画面。GALAXY Sと若干画面が違うものの、シンプルな点は共通

YouTubeを再生した画面。通信環境にもよるだろうが、発表会場ではとてもスムーズに再生できた

バッテリは大容量
通信機能周りはGALAXY Sとほぼ同じ

 バッテリは4000mAhと大容量で、連続待受時間は約1450時間、連続通話時間は約880分。連続待受時間がFOMA最長の約1000時間だったN-08Bよりもスタミナがある端末となっている。

 ストレージはGALAXY Sと同じく、内蔵メモリが16GB、外部メモリがmicroSDHC(最大32GB)に対応している。通信規格はBluetooth 3.0+EDR、Wi-Fiは802.11a/b/g/nに対応。GALAXY Sが対応していない5GHz帯の無線LANも利用できる。

通話はスピーカーフォンになるものの、片手自体は操作が可能。ドコモ「LYNX」やau「IS01」よりも通話がしやすい印象を受けた

アプリケーションのメニューはGALAXY Sとほぼ同じ

DLNAを使う際に用いる「AllShare」の画面。自宅の無線LANで使えば、他のDLNA対応機器を表示して使うことができるという

Androidマーケットから無料のゲームアプリを落として、遊んでみたがゲーム機としても十分使えると実感した。iPadほどの大画面ではないが、両手操作でプレイするのに向いている

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