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都庁前iPhoneクラブ 第32回

Apple TV? そんなことよりiPadで動画見ようぜ!

2010年10月05日 12時00分更新

文● 都庁前iPhoneクラブ制作委員会 撮影●篠原孝志/パシャ

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レンタルするまででもないけど見たい作品が重要

カリー:あとはコンテンツの種類がもう少し増えていくといいのかな?

トシロ:本当だよ。昔の映画なんかどんどん配信すればいいもんね。

カリー:古い作品は、販売店でもワゴンセールで300円とか500円で売ってますしね。

トシロ:映画だったら300円ぐらい払うよ。ドラマより長いから。

カリー:権利関係で配信が難しいのかもしれませんね。でも映画館に行くまでもないんだけど見たかったなーって作品なら借りるかもなぁ……。あ、でもレンタルDVDでもいいのか?

トシロ:違うんだよ。もっと重要なのは、レンタルするのすら面倒くさいけど、見たいっていうヤツ。そこにお金を払おうと思うんだよ。

カリー:そんなのありますか(笑)。

Image from Amazon.co.jp
七人のおたく [DVD]

トシロ:分かってないなー。話題に上がって、今すぐに見たいっていうのがあるじゃん。この間も「七人のおたく」が超見たいって話をしてた。

カリー:なんで今更……。

トシロ:編集部で話してるときに、うちの雑誌の「MACPOWER」が協力してたんだよって盛り上がったんだよね。作中だと、江口洋介がMacの達人って設定になっている。そういうの聞くと見たくなるでしょ。

カリー:マジですか! 何のMacが出てるんだろ?

トシロ:でしょ? そのあと「ぼくらの七日間戦争」とか懐かしい映画話が続いたんだけど、そこで超見たくなっても、TSU○AYAにわざわざ行って借りるかといったら、しないでしょ。

 その話をしてる瞬間に100円で買えて、一週間ぐらい見られるんだったら、ちょっと見てみようかってなるわけですよ。そういう状況にしてほしい。

カリー:ああ……。そういわれてみると分かるかも。

トシロ:絶対そういうのってあると思うんだよ。感覚的には、去年の夏にiTunes Storeで「碧いうさぎ」が急にランキング上位に来たのと一緒だよ。「いい曲だったから、もう一度聴いてみたいな」っていう気分で買っちゃう。

カリー:あー、iTunes Store日本版の立ち上げ時に松崎しげるの「愛のメモリー」が売れたようなものですね。それまであんまり興味がなかったですが、俺も買ってしまいました(笑)。

トシロ:それと一緒。そういう感じで動画が見たいんだよ。

カリー:なるほどね。

Image from Amazon.co.jp
BEST GUY<ベストガイ> [DVD]

トシロ:それは絶対に重要だと思う。特に邦画。昨日も「『ベストガイ』と『トップガン』はどこが違うのか」って話をしてたんだけど、それで「ベストガイ」が見たくなった。あとは「就職戦線異状なし」とかさ。

 見たいんだけど、借りるまでもない。話題にあがったシーンを見たら「まあいいか」ってなるかもしれないんだけど、見たい。そういう作品を揃えておいてほしい。

カリー:なるほど。テレビ局や映画配給会社が本腰を入れてやってくれるといいんですけどね。

トシロ:旅行先で行った場所が舞台の映画だったら。絶対見たくなるじゃん。

カリー:位置情報で検索したりとかね。

トシロ:長野県の上田市に行ったら「サマーウォーズ」が見られるとか。箱根行ったら「エヴァンゲリオン」の特別コンテンツが手に入るとかね。

カリー:面白い。確かに家のテレビで見るのを前提にするならいじりようがないですけど、iPadなら持ち運べますしね。DVDとは違う特典コンテンツが付けられそう。

トシロ:iPhoneの「ブラタモリ」アプリもそうだったよね(関連記事)。あとは、iPadで映像を見るって感覚がもっと浸透してユーザーが増えれば、ビジネスとしてもうまみが出てくるんじゃないかな。


 というわけで、動画の座談会はこの辺で終了。次回はiPod touchの登場で話題になってる「FaceTime」についてまとめてみちゃうぞ!


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