SSD
やはり、今から自作PCを新規に組むのならSSDの採用は外せないところ。OSやゲームの起動にも快適になること請け合いで、ぜひ起動ディスクにSSDの導入を検討したい。今回選択したのはSandForce製コントローラ「SF-1200」を採用したCORSAIR製「CSSD-F120GB2-BRKT」。容量は120GB、転送速度は最大読み込み速度が285MB/s、最大書き込み速度が275MB/s、さらにランダムアクセスが高速なのも特徴となっている。(編注:【AMD編】を読んでいれば、このSSDと次のHDDの項目は読み飛ばしてもらってかまわない。)
CORSAIR「CSSD-F120GB2-BRKT」
●実売価格:3万円前後
●URL:http://www.corsair.com/products/ssd_force/default.aspx
他に、容量は80GBと少なくなるもののシーケンシャルライトとランダムアクセスが高速なIntel製「X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH080G2R5」は人気が高くおすすめのモデルだ。
また、SATA 3.0(6Gbps)対応のマザーボードを使っているならCrucial製「Real SSD C300」シリーズの64GBモデル「CTFDDAC064MAG-1G1」も悪くない選択だ。最大読み込み速度は355MB/secと現在最速ながら約1万5000円と安価なモデルとなっている点は見逃せない。
HDD
HDDは今や2TBが8000円で買える時代となった。ここは、ケチケチせずに2TBの大容量モデルながら9000円前後で買えるWestern Digital製「WD20EARS-00MVWB0」を迷わず選択した。1プラッタ667GBのモデルで、搭載キャッシュは64MBとなる。
Western Digital「WD20EARS-00MVWB0」
●実売価格:9000円前後
●URL:http://www.wdc.com/jp/products/products.asp?driveid=773
また、HDDで最速を目指すならWestern Digital製「WD VelociRaptor」シリーズの容量450GBモデル「WD4500HLHX」となる。インターフェイスはSATA 3.0(6Gbps)に対応し、回転数は10000rpm、バッファー容量が32MB、平均シークタイムが読み込み3.6ms、書込み4.2msというスペックはHDDでは最高クラスとなる。
【関連サイト】
ゲームPCにピッタリなオススメPCケースは?
ゲームPCというなら、やはり外観にはこだわりたい。ということで、ここではゲームPCにピッタリなオススメのPCケースを3モデル紹介したい。
CoolerMaster「CM690 II Plus」
●実売価格:約1万2500円前後
●URL:http://www.coolermaster.co.jp/products/product.php?language=jp&act=detail&id=8193
もはや説明不要といっても過言ではない人気ケース「CM690 II Plus」(関連記事)。ゲームPC向けとしてはややおとなしい印象ながら、元祖フロント全面メッシュ仕様を採用する外観は2代目となった同モデルでも健在だ。昨今のフロントメッシュ仕様のはしりとなった外観デザインは万人受けするもので、長年使っていても違和感なく使用できる。内部のビデオカード搭載スペースとなる、背面から3.5インチシャドーベイまでは304mmを確保。搭載ファンも豊富で冷却性もまったく問題はない。また、実売価格が約1万3000円とコスト的にも優秀な点も嬉しい。
ANTEC「DF-35」
●実売価格:約1万5500円前後
●URL:http://www.antec.com/Believe_it/product.php?id=MjQ0Ng==p
ANTECが今年から展開するミドルタワーPCケース「ダークフリート」シリーズから、「DF-35」(関連記事)を選択したい。シリーズのミドルレンジながら、冷却性と拡張性に優れたミドルタワーゲーミングPCケースに仕上がっている。
ドライブへの簡単アクセスを実現した開閉式フリートリリースドアやフロント上部に2.5インチビルトインホットスワップベイ搭載するなど、シリーズの特徴は健在。なによりゲーミングPCにピッタリなフロントデザインは男心をくすぐる出来栄えといえる。
Thermaltake「V9 BlacX Edition」
●実売価格:約1万6000円前後
●URL:http://www.thermaltake.co.jp/product_info.aspx?PARENT_CID=C_00001425&id=C_00001426&name=V9+BlacX+Edition&ov=n&ovid=
オススメケース3モデル目はThermaltake「V9 BlacX Edition」を挙げたい。かつての“ごってりデザイン”から完全に脱却したスマートな外観となる同ケース。ケース上部に3.5インチ/2.5インチSerial ATA対応ドライブが装着できる“デュアルベイドッキングシステム”を搭載するなど、他社にはないギミックを備える点も特徴だ。
もちろんゲームPC用ケースとしても申し分ないスペック。ビデオカードスペースは315mmまで、CPUクーラーは高さ165mmまでの製品が装着可能となるほか、フロントI/OにUSB3.0ポート×1を備える点も見逃せない。
PCケーススペック | |||
---|---|---|---|
製品名 | CM 690 II Plus | DF-35 | V9 BlacX Edition |
サイズ | 214.5(W)×528.8(D)×511.8(H)mm | 198(W)×486(D)×485(H)mm | 215(W)×480(D)×490(H)mm |
重量 | 約9.19kg | 約6.9kg | 約6.85kg |
対応マザーボード | ATX、microATX | ||
5インチベイ | 4(うち1基は3.5インチ共有) | 3 | 3 |
3.5インチベイ | なし | 1 | 2 |
3.5インチシャドウベイ | 6 | 6 | 5+2(HDD docking) |
2.5インチシャドウベイ | なし | 2(インチビルトインホットスワップベイ1基含む) | なし |
拡張スロット | 7+1 | 7 | 7 |
標準搭載FAN | フロント140mm×1/リア120mm×1/トップ120mm×1 | フロント120mm×2/リア120mm×1/トップ140mm×1 | フロント120mm×1/リア120mm×1/トップ230mm×1 |
I/O ポート | USB 2.0×2/ヘッドホン×1/マイク×1 | USB 2.0×2/ヘッドホン×1/マイク×1 | USB 3.0×1/USB 2.0×2/ヘッドホン×1/マイク×1 |
(次ページへ続く)