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T教授の「戦略的衝動買い」 第118回

逃げ回る目覚まし時計「トッキータッチ」を衝動買い!

2010年10月01日 12時00分更新

文● T教授

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目覚ましツールは選べる時代に突入、さてどれで目覚めたい!?

今も現役の初代逃げる目覚まし時計「ナンダクロッキー」(8400円)。世界的に愛用者も多い

 初代の”逃げる目覚まし時計”「ナンダクロッキー」を頂点にしてユニークな目覚まし時計ブームが日本にも起こった。あれから約3年、2代目”逃げる目覚まし時計”は、よりコンパクトに、よりパワフルになって帰ってきた。

 新たな目覚まし時計「トッキータッチ」(以下、トッキー)は、前作ナンダクロッキーと同じデザイナー、ガウリ・ナンダ氏の発案。直径約85mmで、一番小さな小学生向けの1号ソフトボールとほぼ同じサイズ。大人なら、かなり小さな手の人でも楽に握れるサイズだ。

コンパクトになった2代目、「トッキー タッチ」。サイズは1号ソフトボールと同じ直径約85mm。重量は約250gだ

 トッキーは、オレンジまたはホワイトのシリコンラバーで全体が覆われ、電池交換時などに簡単にめくってはがせるようになっている。オレンジカラーのモデルは、TVアニメ「サウスパーク」に登場するキャラクター、いつもフードをかぶっている「ケニー」そっくりだ。

 事前に設定した時刻になるとアラーム音を鳴らして動き出し、迷走するイメージは先代と同じ。テーブル上などから飛び出して床の上を動き回るので、寝床から抜け出さないと音声を止められないというわけだ。さらにトッキーでは、トラック0(ゼロ)収録のオリジナル目覚まし効果音に加え、ユーザーお好みのMP3サウンドを計9種類(トラック1~9)録音・再生できるようになっている。サウンドの合計サイズは100MBまでだ。

本体上部にマイクロホンとスピーカー。前面、時刻表示の周囲の白いサークルは設定用タッチパネル

液晶保護のためにでっぱった左右の”ひさし”が回転動作に面白い”味”を与えてくれる

USB端子とトッキーを支える3本の足。シリコンカバーをはがした後で、トッキー本体に再度かぶせる際は、ミニUSBポートと中央の短い足が大事な位置決めマーカーとなる

 お気に入りのミュージック以外に、フリーのMP3効果音などを活用するともっと楽しいだろう。筆者は、”一番鶏のコケコッコー”や、”著名なお寺の梵鐘”、”教会の鐘の音”、映画に登場するような”蛮族の攻撃の歓声”などをトッキーに転送/登録し、目覚まし音として楽しんでいる。

 付属USBケーブルでパソコンと接続すれば、トッキーはごく一般的な容量100MBのUSBメモリーとして扱える。トッキーで再生したい任意の音源ファイルをパソコンからトッキーにドラッグ&ドロップするだけで音源ファイルの転送は完了だ。

USBケーブルでパソコンと接続すれば、トッキーは単なるUSBメモリーに見える。プロパティで確認すると、100MBのユーザーエリアがあることがわかる

 目覚まし時計の基本機能である現在時刻やアラーム時刻の設定、サウンド選択、音量調整、スヌーズのオン/オフ、回転運動の有無などすべての設定は、トッキー下部の小さなでっぱり(操作ボタン)と、液晶周囲の白い「タッチパネルダイヤル」、ダイヤル上6時位置の「オンオフスイッチ」の3つで行なえる。

メニュー間移動などは、本体下部のでっぱりのような「操作ボタン」で写真のように行なう

時刻やアラームなどの設定は、液晶周囲にある「タッチパネル・ダイヤル」を利用する。指先でなぞることで数字を変更でき、高速に表示を切り替えられる


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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