9月27日、NTT東日本とNTT西日本はインターネット接続に対応するデバイスサーバー「N-TRANSFER(エヌトランスファー)」を発表した。プリンタやスキャナなどのUSBデバイスに対して、インターネット上のサービスを利用する機能やP2P機能を提供するもので、NTT東日本は10月中旬、NTT西日本は10月1日より販売を開始する。
N-TRANSFERが提供するのは、USB機器をクラウドサービスに接続する「CLOUD-TRANSFER(クラウドトランスファー)」、USBデバイス同士のインターネット経由の通信を可能にする「DATA-TRANSFER(データトランスファー)」、そしてUSB機器のLAN内での共有を行なう「USB-TRANSFER(USBトランスファー」の3種類。当初は、エプソンのプリンタ「Colorioシリーズ」、PFUのスキャナ、そしてエバーノートのクラウドサービスEvernoteに対応する。
これにより、たとえばCLOUD-TRANSFERでは、PFUのスキャナで取り込んだデータをEvernoteのストレージに直接アップロードできるようになる。また、DATA-TRANSFERを使うことで、デジタルカメラで撮影した写真を、遠隔地のUSBメモリにコピーするといったことが可能になる。
N-TRANSFERの価格は7000円(税別)で、両社の直販サイト(WEB116、West-V)、などで販売する。なお、利用には、フレッツ 光ネクスト、Bフレッツ、フレッツ・光プレミアムのいずれかのインターネット接続サービス、各サービスに対応したISPへの加入が必要となる。