デジタル方式のノイズキャンセルが搭載されたSシリーズ
NW-S750はミドルレンジという位置付けであり、ノイズキャンセルを搭載したS740と非搭載のS640を統合した形になる。製品は8GBの「NW-S754」と16GBの「NW-S755」、32GBの「S756」の3種類。またクレードル型スピーカーをセットにしたモデルも用意される。
10月9日発売で予想実売価格は8GBモデルが1万4000円前後、16GBモデルが1万7000円前後、32GBモデルは2万円前後としている。
NW-S750にはノイズキャンセルが搭載されているが、従来のS740との大きな違いはアナログ式からデジタル式へとあらためられていることで、その点では上位モデルであるNW-A850と同等の性能を持ったことになる。これにより、ソニーではS740では90%だったノイズキャンセリング率が、S750では98%に向上したとしている。
NW-A850と同様にカラオケ機能や歌詞ピタでの洋楽対応、おまかせチャンネルもサポートする。なお、これはNW-A850でも同様だが、カラオケ機能は、ボーカルキャンセルの度合いを「強」と「弱」の2種類から選択できる。いくつかの曲で試したところ、弱ではボーカルが奥に引っ込むような感じがあるが、それでも十分聞き取れる。一方、強にすると多くの曲でボーカルの音量はかなり抑えられた。
ポイントは何と言ってもデジタルノイズキャンセリングの搭載だろう。32GBモデルで比べた場合、NW-A850は3万円前後だが、NW-S750なら2万円前後と約1万円の価格差がある。あとはS-Master搭載による音質の違いをどう考えるかだが、デジタルノイズキャンセリングに強い魅力を感じるのであれば、NW-S750はコストパフォーマンスの高い選択肢になるのではないだろうか。
この連載の記事
-
第95回
AV
映像を見ながらコミュニケーションを楽しむ「RZタグラー」 -
第94回
AV
録画番組の視聴スタイルを変えるAndroid端末「SV-MV100」 -
第93回
AV
HD動画もスムーズ!? 「iPad 2」のAV機能をチェック -
第92回
AV
ガツンとくる重低音ヘッドフォン 気になる3機種をチェック! -
第91回
AV
電車の中でも気軽に作曲! iPhone用シーケンサを試す -
第90回
AV
カメラ機能を愉快に使う! 特選Android用カメラアプリ -
第89回
AV
iPad版「Garage Band」で気軽に音楽制作! -
第88回
AV
iOS 4.3に組み込まれたホームシェアリングを試す! -
第87回
AV
編集機能が大幅強化! 生まれ変わった「TMPGEnc」 -
第86回
AV
Androidスマホは万能動画プレーヤーになれるのか!? -
第85回
AV
iPhoneより便利? Androidの音楽再生環境をチェック! - この連載の一覧へ