IE9β版の必要動作環境は?
リリース時期は年末か?
IE9β版の対象OSは、Windows7、Windows Vista SP2以降、Windows Server 2008 SP2以降、Windows Server 2008 R2となっている。Windows XPに関しては、IE9が正式版になってもサポートはされない。IE9はWindows XPでは動作対象外である。
IE9は、DirectX 9c対応のGPUをサポートしている。今時のほとんどのパソコンのGPUなら、チップセット内蔵型でもDirectX 9c以降の機能をサポートしているため、まず問題にならないだろう。
もうひとつ重要なのは、IE9β版はインストールすると、既存のIE8を完全に置き換えてしまう。そのため、興味半分で普段使っているパソコンにIE9β版をインストールするのは危険だ。さすがにβ版のため、いつトラブルが起こるかわからない。もしテストするなら、テスト環境を別に用意した方がいいだろう。
また、ウェブページの互換性などをテストしたいだけなら、IE9β版のコアエンジンだけを取り出した「IE9 Platform Preview 5」がリリースされている。こちらはUIこそないが、IE9でウェブページを表示する機能を持っている。GPUにも対応している。しかも便利なのは、IE8と共存できることだ。
IE9の正式リリース時期については、マイクロソフトはまだ明確にしていない。しかし9月にβ版がリリースされたことから考えれば、2010年末から2011年の年明け頃には、正式版がリリースされることになるだろう。
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