このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第168回

夕方はワイルドに遊ぶ!城ヶ島の猫(後編)

2010年09月10日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マッチョな黒ネコがおもちゃを破壊!

 カメラをオートにしておくと、シャッタースピードが遅くなって被写体ブレしやすくなるので(もう日も傾いているしね)、シャッタースピード優先に。速くしすぎると動きが完全に止まってしまって面白みがないので、1/200~1/300秒くらいにしてちょっと動きが残るくらいに。

 しまった! 黒猫につかまった。

本当は猫につかまらないようひらひらさせるのがコツだが、無理です。ちょっと油断するとこのようにガブ(2010年8月 パナソニック GH1)

本当は猫につかまらないようひらひらさせるのがコツだが、無理です。ちょっと油断するとこのようにガブ(2010年8月 パナソニック GH1)

 ただ、この黒いヤツ、力がめちゃ強いマッチョ猫。釣れたはいいけど、あっという間にくわえ込み、数分で破壊しちゃいました。いくつもついていた羽根が、気がついたらひとつだけに。なんてこった。

 しょうがないのでその辺のねこじゃらしでぺしっ。

ぺしっ、というわけじゃなくてたまたまそう見える写真になっただけだけど。うごくものなら何でも楽しい年頃でした(2010年8月 パナソニック GH1)

ぺしっ、というわけじゃなくて、たまたまそう見える写真になっただけだけど。動くものなら何でも楽しい年頃でした(2010年8月 パナソニック GH1)

 まあ壊れても猫には関係なし。しばらく飛んだり跳ねたりしておりました。こんな感じ。

高速移動の瞬間って感じ。目と右手が可愛いので採用。偶然のカメラ目線がおかしい(2010年8月 パナソニック GH1)

高速移動の瞬間って感じ。目と右手が可愛いので採用。偶然のカメラ目線がおかしい(2010年8月 パナソニック GH1)

 超高速で斜めにジャンプされたので顔が半分はみ出ているわ、激しく被写体ぶれしてるわで失敗写真ではあるのだけど、その妙な迫力とポーズが可愛かったので載せます。

 ひとしきり遊んで疲れたら、爪研ぎの時間。もだえるように身をよじって爪を研いでおりました。

えびぞりになって爪を研ぐの図(2010年8月 パナソニック GH1)

えびぞりになって爪を研ぐの図(2010年8月 パナソニック GH1)

 後ろに写ってるのは、炎天下を歩き回ってお疲れのおとなたち。この直後、バスの時間をiPhoneで調べ、残り時間がないってんで急いで去っていきましたとさ。


■Amazon.co.jpで購入


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。



*次回は2010年9月17日掲載予定



前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン