T教授の「戦略的衝動買い」
― 第114回
日本語表示&高速/小型/低価格の新Kindle 3Gを即買い!
2010年09月03日 12時00分更新
文● T教授
多くの改善点により操作性が向上
「Kindle 3G+Wi-Fi」は、本体の小型化以外にも多くの改善点が見られる。従来本体上部にあったヘッドホン端子が、電源スイッチや音量調整スイッチ、USB端子、マイクロホンと同様に本体下側にまとめられ、操作性が向上している。
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| 新「Kindle 3G+Wi-Fi」で下側にすべて整理集中配置された「電源スイッチ」、「USBポート」、「マイクロフォン」、「ヘッドホン端子」、「音量スイッチ」(左から) | | 従来のKindleではヘッドホンのケーブルが画面を縦断することがよく起こったが、新「Kindle 3G+Wi-Fi」ではヘッドホンジャックが下側に移動したので問題は100%解決した |
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| ステレオスピーカーの位置が本体裏の上部に移されている | | 3Gネットワークの電波強度表示アイコンとバッテリー残量インジケーターは、従来同様右上に配置 |
また、ページめくりのための「前頁キー」、「次頁キー」が左右対称に2ヵ所配置され、右手左手のどちらでも関係なく扱えるようになり、操作しやすくなった。通常操作では「Kindle 3G+Wi-Fi」で文字を入力する機会の少ないためかキーボードが縦1列分縮小されたものの、カーソルキーの位置改善などにより、実際の操作にはマイナスはほとんどないといえる状態を実現している。
 | 左右対象に配置された「前頁キー」と「次頁キー」により、操作性が向上 |
 | キー配列は縦1行分圧縮されたが、影響はまったくなく操作性は良好だ |
表現力が高いモノクロ電子ペーパー
日本語フォントを標準搭載、しかも3Gネットワークの通信料金が不要となれば、気になるのはウェブアクセスやメール、ニュースサイトやTwitterなどへの対応だろう。そこで筆者は、3G回線を使用して当コラムにアクセスしてみた。
 | 筆者のコラム記事まで移動して、選択を行なおうとしているところ |
3Gの通信速度は決して高速ではないが、モノクロ電子ペーパーの表現力とも相まって、ウェブのアクセスはすばらしい印象だ。またウェブコンテンツを書籍のように表示変更する「Article Mode」もなかなか興味深い試みだ。
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| ウェブのコラムを雑誌記事のように読むために、メニューから「Article Mode」を選択 | | 「Article Mode」は、実際的ですばらしい |
ただし、ウェブやGmail、Twitterを、精細なPC画面のイメージのまま表示しようとすることが、システムに多少の負荷を与えている。また表示文字が小さくて読み辛いという問題も引き起こすが、これはスクリーンの任意部分を拡大する機能などで補える。
 | PCを前提に考えられている一般的なウェブも十分表示可能だが、快適に読むには拡大が必要。拡大マーカーは自動的に表示されるので、カーソルキーで任意の場所に移動させて、カーソルキー中央にあるエンターキーで選択するだけだ |
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| 普段PCで使っているGmailはカラフルなものだが、モノクロのみの「Kindle 3G+Wi-Fi」では多少見辛くなってしまう。これは、Gmail側の設定を変更すれば即座に解決する | | メールはごく普通に読めてしまう。今は仮名漢字変換がサポートされていないので、日本語で返事が書けないのが極めて残念だ。もちろん英文での返事は問題ない |
 | Google カレンダーも問題なく表示されるが、カラフルなマルチカレンダーを使っていると、一部カラーがモノクロ表示では見えにくい。これも設定を変更することで解決できる |
 | Google Newsは快適に閲覧できる |
 | Twitterは、パソコンのウェブブラウザーと同様の見え方で閲覧可能。日本語によるTweetは、「Kindle 3G+Wi-Fi」向けの仮名漢字変換ソフトが登場するまでおあずけだ |
フォントを埋め込んだPDFの場合は、従来より高速かつ美しい表示が可能。RSSで提供されているニュースサイトなどの記事であれば、そのまま日本語で読むことができ、極めて快適だ。搭載フォントは1種類ではあるが、文字サイズをリアルタイムで変更でき、同時にディスプレイの縦/横使用も簡単に切り替えられる。コンテンツによって表現の最適化を行なえるのはありがたい。
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| 各種RSSニュースの閲覧は「Kindle 3G+Wi-Fi」の最も得意とするジャンルだろう | | 文字サイズもリアルタイムで自由自在に変更でき、最適値を見つけるのは簡単 |
 | ディスプレイの縦使用、横使用も自由自在 |
 | 横表示に変更すると、精細表示が必要なウェブも結構快適 |
残るは「仮名漢字変換ソフト」
「Kindle 3G+Wi-Fi」は、日本語フォントが標準で組み込まれたことで、従来のKindleではできなかった多くのことが可能になった。あとは「仮名漢字変換ソフト」さえあれば、無料のネットワーク環境をより大きく生かせるだろう。思わず往年の「HP 100LX」時代を思い出し、”プログラミング・ヒーロー”の登場によるフリーウェアの仮名漢字変換に期待したくなってしまった。
今回の衝動買い
アイテム:Amazon/「Kindle 3G+Wi-Fi」
価格:189ドル(本体)+20.98ドル(発送取り扱い手数料)+10.50ドル(輸入手数料)/2010年8月末時点で、総額1万8650円(Wi-Fiのみのモデルは139ドル)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
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