御三方が語る「KORG M01」 partII
Q4. カオスモードで面白い使い方はありますか?
■ ソロで使うのも面白いのですが、むしろミュートギターとかのバッキングを作るのに便利です。(サイモンガー)
■ ハモやコードで使うのが楽しいと思う。簡単に色んなパターンが鳴らせるので、リズムで使うのも楽しい。(ヨナオ)
■ カオスモードはコードがすごい。4音モードなんかは適当にやっててもオシャレなコードパターンを作ってくれるので、驚異に感じてます(笑)(koishi)
Q5. 今回はシーケンサー部がキモだと思うのですが、操作性の印象や、応用できそうなワザがあれば教えてください。
■ すごく妥当な操作性の、不足の無いシーケンサーだと思います。「ユーザーアンフレンドリー」と仰っておりましたが、ルックのアンフレンドリーさに対してフィールは妥当、と感じました。ピアノロール画面の鍵盤をタップするとその音が鳴るのは便利。演奏をしつつ、シーケンスを組みつつみたいなパフォーマンスがこれ使って出来るかも知れません。
あとは、シーンのロック機能を使うことによって、JBがライブでやってたような、「展開するぞー、キーはGだぞー」と散々Xタイムで煽ってから展開部になだれこむようなのも出来るでしょう。(サイモンガー)
■ とても操作しやすいと思う。テンポの設定やSTEP数の設定により自由度はかなり高いと思う。音符の入力モード(ピアノロール)の鍵盤で音が出るのはかなり便利。タッチペンでの入力は既存のDAWよりも使いやすいと思う。パターンプレイやミュート・ソロプレイができるのでLIVEパフォーマンスの可能性はあると思う。(ヨナオ)
■ ピアノロール画面は、階層構造が全くないのが非常に使いやすいです。ノートを複数選択してムーブ、コピー、エディット等が出来たり、ボタンでページ単位の移動が出来たり、表示が1オクターブキッチリになったり、痒いところに手が届いた感じ。
あとは、各シーンでステップ数(最大64)・テンポ(最大360)を個別設定出来るのが大きい。実質的にパターンという縛りから開放されたので、本当に自由に曲を作れます。ポップスはもちろん、オーケストラ的なものや民族系なども。(koishi)
著者紹介――四本淑三
1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。