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現役ミュージシャンが語る、「KORG M01」はココが◎!

2010年09月04日 12時00分更新

文● 四本淑三

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御三方が語る「KORG M01」 partI

Q1. まず第一印象を教えてください。

■ 作り手のメッセージが強いシーケンサー。(サイモンガー)

■ いろんなジャンルの曲が割と簡単に作れそう。やっぱりM1の音色群は良い。(ヨナオ)

■ ホントの第一印象は「そう来たか!」。DSでM1相当が動くとは思っていなかったので驚きました。ジャンルを選ばずに使えるという意味では、DS初の本格的な作曲ツールではないでしょうか。(koishi)

M01ではもちろんキーボードもエミュレート。「KORG M1の音」とも言われたピアノ音源がそのままに再現されているのが何よりの特徴

Q2. 音源がPCMで音色は作れないわけですが、オリジナリティは出せそうですか? 出せるとしたらどんな方法が考えられるでしょう?

■ 音色のオリジナリティと音楽のオリジナリティは別。自分に限って言うならば、どんなツールを使ってもやることは変わらないです。ただ、実機のM1を経験した我々世代(アラフォー)は、これで作ると80年代感にとらわれがちになるので、逆に今10代20代の、M1に対して先入観の無い世代の人たちがこれでどんな音楽を作るのか興味があります。(サイモンガー)

■ 音色の選び方、使い方、組み合わせ。そもそも音符だけでも十分に音楽的な個性は出せると思う。細かな打ち込みテクニックやミックス。楽曲構成など個性のあらわれる要素は色々ある。音色で推奨されていない音域の使用や変わった奏法の面白さが個人的には一番興味がある。(ヨナオ)

■ オリジナリティは音色より「楽曲」で決まると思っています。作れる楽曲の幅はグンと広がったのでむしろオリジナリティは出し易いんじゃないかなと。音作りは初心者が躓きやすいトコロですし、まずはコピーから入って……という使い方も出来るので、非常に敷居は低くなっていると思います。(koishi)

シンセ、ドラムの打ち込みに使うシーケンサー。これで音を打ち込み、作曲していくのがメインの楽しみ方になる

Q3. KORG DS-10と比較していかがですか?

■ DS-10を置き換えるものではなく、別の楽器として共存するもの。「M1があるからMS-10いらないや」とならないのと同じです。双方の違いを楽しみながら、適材適所で使っていきたいと思います。(サイモンガー)

■ 過去の素晴らしい楽器の再現、ガジェット化という意味で、コンセプト的には非常に似ていると思う。ブレてない感じ。DS-10が粘土をこねるように音楽を作るとしたら、M01はブロックを組み合わせて作る感じ。(ヨナオ)

■ ビックリするくらいお互いを補完する関係になっていると思いました。インターフェイスも結構違うのに、フィーリングは近くて、でも中身は本当に別物。シンセ部に関しては、アナログシンセとPCMシンセの関係なので、それは比較するものではないですよね。一長一短。シーケンサー部に関しては、本当にDS-10から素晴らしい進化を遂げたと思います。(koishi)

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