本物のガチャピンがステージに立つ!
新サービスの紹介パートの様子。ステージの左右にスクリーンを置いて、ネット中継のコメントを反映した生映像を流しているのがユニークだ
夏野氏(左)とひろゆき氏(右)
前半はドワンゴ取締役の夏野剛氏とひろゆき氏の二人が、ニコ動・ニコ生の新要素を発表した。……といってもマイナーアップデートで、ニコ動の次期バージョンは次回のニコニコ大会議(10月28日)での発表に持ち越された。
代わりに目玉となったのは、ポンキッキでおなじみのキャラクター「ガチャピン」の声を使ったボーカロイド「ガチャッポイド」の発表だ。メロディーと歌詞を入力すれば、ガチャピンの声質で歌ってくれるソフトで、すでにPerfumeの「ポリリズム」を歌ったデモ音源が公開されている。
発売元は、アーティストのGACKTの声が元となった「がくっぽいど」や、声優の中島愛を起用した「Megpoid」を扱っているインターネットだ。
この発表に合わせて、何とガチャピン本人も大会議のステージに登場。「ニコ動ではボカロPっていうクリエイターが大活躍なんだってね。ぜひボカロPにも『ガチャッポイド』でいっぱいいっぱい曲を作ってニコ動に投稿してほしいと思います〜」とガチャッポイドをアピールした。
ガチャピン本人がまさかの出演。ガチャピンの口から「ボカロP」や「ニコ動」といった言葉が聞かれる日がくるとは……。胸が熱くなりますな!
夏野氏、ひろゆき氏に名刺を渡す日本人気質なガチャさん。ひろゆき氏は「思ったよりそんなにデカくないですね」や「ちゃんと名刺持てるんだ」などといつも通り(?)なフリーダム発言
ガチャッポイドで推奨される曲のテンポは90〜150BPM、音域はF2〜A3。対応OSは、Windows 7/Vista/XP。予想販売価格は1万5750円。初回限定特典でオリジナルウォーターインCDケースが付属する。
会場にいた誰もがガチャピンのトークを聞いて「ガチャ△」(ガチャさんカッケー)と思ったことだろう。ちなみにガチャピンの登場は、実はライブパートであるキャラクターが現れる伏線になっていたのだが、このときは知る由もなかった。
テレビで実況できる「デジタルテロッパ」
ニコニコ実況のコメントをテレビに出力できるエンティスの「デジタルテロッパ」も発表された。HDMI端子を2基搭載し、HDMI入力を持つテレビと、地デジチューナーやPS3のトルネといったHDMI出力を持つ地デジチューナー搭載機の間に接続。LANケーブルをつなげば、インターネットからコメントを取得してテレビに表示してくれる(インタビュー記事)。
テレビに文字を重ねられるデジタルテロッパ。過去にはカデンザからニコ動っぽい字幕が出るテレビ「ROBRO」が発表されたこともあった
ステージでもデモを見せると「雨ふらねーかなぁ」「いえーい 見てるー」といったコメントが流れる
価格は1万9800円だが、ニコ動のウェブ直販では1万2525円で販売する
ニコ動関連の発表
有料のプレミアム会員が100万人に迫ったことを受けて、100万人に突破する日を予想するキャンペーンを実施。見事予想を的中させた人のうち100人には、ニコ動関連サービスで使える1万ポイントが進呈される
ニコニコ生放送では、トップをリニューアル。生放送でもタグやユーザー広告を付けられるようになった
9月末にHTML5に対応し、専用アプリなしでiPadなどで視聴やコメントが可能になる。iPhoneは動画を扱う際、QuickTimeプレーヤーが起動する仕様なので対応できないそうだ
ニコ動内のラジオ番組「ニコラジ」と、ユーザーのsippotanさんがまとめている動画「週刊ボーカロイドランキング」がコラボ。ランキング番組が始まる
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