データ保護ポリシーはドラッグ&ドロップで設定可能な「Cofio AIMstor」
ラネクシー、データ保護製品「Cofio AIMstor」を国内展開
2010年08月26日 06時00分更新
8月25日、ソフトウェアパッケージおよびシステムソリューション販売事業を展開するラネクシーは、米国のデータ保護ソリューションベンチャーCofio(コフィオ)と提携し、同社のデータ保護統合ソリューション「Cofio AIMstor」(エーアイエムストア)の国内向け販売を発表。9月より販売開始する。
Cofio AIMstorは重複排除機能を標準搭載し、ライブファイルバックアップを始め、CDP(継続データ保護)やファイルバージョニング(ファイル版管理)などができるデータ保護統合ソリューション。
インターフェイスとして「ワークフローユーザーインタフェース(WUI)」を採用し、複雑なデータ保護ポリシーも、ホワイトボードに図を描くようにドラッグ&ドロップで設定できる。設定した処理の流れは、画面上でシュミレート可能だ。
電子メール、アクセスログなどのデータを長期にわたり、改ざんや漏えいのリスクがない状態で保存し、コンプライアンスや法的要請があった時に瞬時に、データを検索・参照を可能にするデータアーカイブ機能を搭載する。これによりコンプライアンスの強化を実現するという。
また、万が一のサーバークラッシュ時にもシステム環境を丸ごと復元するベアメタルリストアに加え、リアルタイムレプリケーションによりつねに最新のデータを別のサーバーへ反映(ミラー化)させ、タイムラグなしにミラーサーバーへ切り替え、サービスを継続できるという。
価格は初期ノード数が1、初期レポジトリ容量は300GB、拡張可能な最大ノード数が1、拡張可能な最大レポジトリ容量は1.3TBという最も安価なsingle serverで4万8000円。
当日行なわれた発表会でラネクシー 代表取締役社長 二瓶孝二氏は、Cofio AIMstorは競合他社製品と比べた場合、低コストでミドルレンジ向け(100~1000人規模)の製品だと説明。また、Cofio AIMstorの販売目標について、今後3年間の計画をスライドで示し、初年度は5~6000万円程度、その後は倍々以上で市場を席巻したいとした。