8月19日、EMCジャパンはバックアップ時に重複除外を自動的に行なう「Data Domain重複排除バックアップストレージ」の新機種「EMC Data Domain DD670」を発表した。
DD670では、高速CPUの搭載により、従来のDD660に比べて大幅にパフォーマンスが強化された。また、重複除外処理を分散化する「EMC Data Domain Boost」を利用することで、5.4Tbpsという処理能力を実現した。これにより、比較的小さなData Domain製品を使っているリモートオフィスからの複製を最大90箇所まで保持することが可能になり、バックアップ・アーカイブだけではなく、災害対策でも有効だとしている。最小構成・税込みで2320万円~となっている。
2Uラックマウントの筐体に、12台の1TB HDDを内蔵可能。さらに同時に販売された拡張シェルフ(外付けHDDユニット)である「ES20-32TB」を2台まで追加でき、これにより合計76TBもの容量を実現する。重複除外を用いてデータ削減したのちの論理容量として、最大2.7PBまでをサポートするという。
その他、DD670や「DD880」「DD GDA」向けの8Gbpsファイバチャネル、フェールオーバー対応の10GbE接続オプションも追加した。