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GeForce+Radeonが可能な“Fuzion”のミドルレンジがmsiから

2010年08月07日 22時00分更新

文● 増田

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 NVIDIA GeForceとATI Radeonといった異なるGPUメーカーのビデオカード2枚によるマルチGPU環境が構築可能という“MSI Fuzionテクノロジ”をサポートする新型マザーボード「P55A Fuzion」のサンプル版が来週発売を控えた本日、ツクモパソコン本店に登場した。

“MSI Fuzionテクノロジ”をサポートする新型マザーボード「P55A Fuzion」のサンプル版が来週発売を控えた本日、ツクモパソコン本店に登場

 この製品は、Lucid「LT22102」チップにより、同一ベンダー同士の構成(Nモード/Aモード)に加え、異なるGPUチップベンダーのビデオカード2枚を使って1画面を描画するマルチGPUグラフィックス環境(Xモード)も構築可能な“MSI Fuzionテクノロジ”をサポートする新型マザーボード。LGA 1156対応のハイエンドモデル「Big Bang-Fuzion」でも採用されたユニークな機能だが、ミドルレンジ帯にも投入された格好だ。ちなみに同社からは「AMD870」+「SB710」搭載のSocket AM3対応モデル「870A Fuzion」も発売予定となっている。

Lucid「LT22102」チップにより、同一ベンダー同士の構成(Nモード/Aモード)に加え、異なるGPUチップベンダーのビデオカード2枚を使って1画面を描画するマルチGPUグラフィックス環境(Xモード)も構築可能

 主なスペックは、拡張スロットの構成がPCI Express(2.0) x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2。オンボードインターフェイスにはギガビットイーサネット(Realtek/RTL8111E)や8chサウンド(Realtek/ALC892)、IEEE1394(VIA/VT6315N)、Serial ATA II×6、SATA3.0×2(Marvell/88SE9128)、USB3.0×2(うち1ポートは基板上)などを搭載。メモリスロットはDDR3が4本で対応はDDR3-2133(OC)/2000(OC)/1600(OC)/1333/1066/800MHz、最大16GBまで搭載可能となる。予価は1万9800円。来週にも発売となる予定だ。

意外に見逃せないのが基板上に用意されたUSB3.0ポートだ。フロントに出して使うには、現状LianLiなど一部メーカーのケースでしか対応しないが、ユニークな試みであるのは確かだ

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