このページの本文へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第25回

まだまだ現役のWindows XPを安全に使い続ける技

2010年08月03日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新しいWindowsのいいところを取り入れる

 Windows 7/Vistaの新機能で、XPユーザーでもうらやましいと感じられる機能は、フリーソフトなどで実現したい。まずは文字の描写を改善しよう。Windows XPのアウトラインフォントは汚いので、メイリオフォントを導入する。

 まずは「Windows XP 向け ClearType 対応日本語フォント」からWindows XP用のメイリオフォントを入手。続いて、コントロール パネルの「画面」→「デザイン」タブ→「効果」→「次の方法でスクリーン フォントの縁を滑らかにする」→「ClearType」を選択する。

ClearType方式のアンチエイリアシングを設定

ClearType方式のアンチエイリアシングを設定(赤枠内)

 さらに、ClearTypeのコントラストを設定するには、「ClearType Tuner」を利用する。IEでアクセスしたら、アドオンをインストールし、自分が見やすいと思う方を選択すればいい。

ClearTypeのコントラストを調整する

ClearTypeのコントラストを調整する

 Windows 7では、タスクバーにマウスポインターを乗せると、開いているウインドウのサムネイルがポップアップする。この機能をWindows XPで実現するなら、「ViGlance」を利用しよう。任意のウインドウをタスクバーに常時表示する機能も備えている。

ViGlance

サムネイルを見ながらウインドウを切り替えられる「ViGlance」

 個人的にもっとも活用しているWindows 7の機能は、「Aero Snap」だ。ウインドウを半分のサイズに一瞬でリサイズできるのが素晴らしい。Windows XPでは、その名も「AeroSnap」というフリーソフトがある。Windowsキー+カーソルキーのショートカットキーにも対応しているので、マルチディスプレーを使っている筆者の環境ではありがたい。

画面半分のリサイズもショートカットキーで一発

画面半分のリサイズもショートカットキーで一発

 見た目をWindows 7にしたいなら、「Seven Remix XP」を利用しよう。「極めろ!デスクトップカスタマイズ」の第10回でも紹介しているので、参考にしてほしい。

XPがWindows 7風に

インストールするだけで、XPがWindows 7風に

 ウインドウを振るとほかのウインドウが最小化する「Aero Shake」や、ウインドウのフレームだけを残して透明化し、デスクトップを表示する「Aero Peek」といった機能も、XP用のフリーソフトで追加できる。これらも第10回を参照のこと。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン