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最新パーツ性能チェック ― 第97回

CORSAIR製SSDを破壊! 限界性能は軍事並み!?【後編】

2010年07月31日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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ビルの上から落としちゃったけどデータ大丈夫かな?

 実験のラストを飾るのは落下試験だ。本番の実験をする前に、実験装置のテストと、Gってどれほどのものなのかを確認しておこう。

落下試験用の機材。ロープのガイドウェイで常に角から落下する

 装置の作りはいたって簡単。物干し竿にアルミ棒を取り付け、すべりのよいナイロン製のロープを2本通す。着地側にはコンクリートの板を置き、ロープが平行に張れるように金具を取り付けてある。一方ストレージには、オリジナルの治具にカラビナを通し、ロープを伝って落下、角がコンクリートに当たるようにしている。

射出装置。単純だけど、かなり精度が要求されて苦労したんだよ

 一番手間がかかったのが射出装置だ。4枚のL字金具とロックピン、バネを使い、紐を引くとロックピンに引っかかっていたリングが外れ、ストレージが落下するようになっている。あとは重力が9.8kg/s2で地面に引っ張ってくれるだけ。
 HDDの技術資料には、停止時の耐Gは150Gとあったが、感覚がサッパリ。なのでディスカバリーチャンネルで放送している「怪しい伝説」という人気番組でも使っている「ShockWatch」という衝撃検知シールを使ってみた。

衝撃の有無を色の変化によって確認できる「ShockWatch」。計測できるのは100Gまで。もう少し高いGのシールも欲しかった。1000Gぐらいのね

 これは1×3cm程度のシールになっていて、規定のGがかかると中央のインジケータが赤くなるというもの。今回は50G、75G、そして最大の100Gを使ってテストしてみた。3枚貼っておけば、どのぐらいのGがかかったが分かるはずだ。

ストレージに3つのShockWatchを貼れば、かかったGの範囲を特定できる。一番下のシールが赤く染まれば50G、中央が赤くなれば75G、上のシールまで赤くなると100Gもの衝撃がかかったことになる

 まずは「PCのケースの上に置いてあったら落としちゃった」という30cmから落下試験だ。

くー!いきなり微妙なインジケーターだな。精度は確かなのか?

 いきなり微妙なインジケータだが、50G以上100G未満と言った感じか!?

 っつーか、30cmから落として50Gもかかるもんなのか!

 重力ってジェットコースターよりもパワフルじゃん! ってか、遠心力のGと衝撃のGはもう別物だ。
 衝撃のGは予想外に高いと分かり、高さを20cmまで下げて実験すると……。

うわー!こんなチマチマした実験になってしまった!

 50G以上75G未満。うひゃー!たった10cmでこんなに違うの!?
 最後に机の上や持ってたら落としちゃった!という場合の80cmで実験。

80cmから落として100Gオーバー! そんなモンでハードディスクって壊れちゃうのかよ!

 ええええっ!全部、赤! 100G以上かかってる! 外傷はほとんどないけど、コンクリートに落とすとかなりヤバイってのがHDDなのだ。

角がコンクリートに当たって落下。コンクリートの凹みは1mmぐらいだ

 ちなみにこのハードディスクは、これまでに利用した日立のハードディスクではないが、

 80cmから落下しただけで死亡! めっちゃ打たれ弱い……。

 床がじゅうたんの場合は、ギリギリ救われるかもしれないが、コンクリートだったらほぼ即死と思ったほうがいいだろう。だからHDDは大切に持ち歩けって言われてるのか!

 しかーし! こんなチマチマした実験をしてても面白くないっ!

 もっと豪快に壊したいので、2階から落下させてみた。

 えーーっ!予備実験の意味がネー!(笑)

(次ページへ続く)

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