仮想化におけるセキュリティ問題への対策
レガシーOS問題の解決策の1つに、仮想化して延命するという方法がある。古いハードウェア上でしか動作が保証されていない古いOSに対し、仮想マシンを挟んで動作させることで、最新スペックのサーバー構築を実現させ、ハードウェア問題を解決することが大きな目的の1つとなっている。
しかし、意外と見落とされるのが仮想化におけるセキュリティ問題だ。物理サーバーとして独立している場合には、サーバー間の通信から不正を見つけ出し、断ち切る方法があった。しかし、仮想化環境では、仮想マシンは物理的なネットワーク通信を行なわない。したがって、ハイパーバイザを介した仮想マシン間での感染、という新たなセキュリティ問題を生むことになる(図3)。
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| 図3 仮想化環境で発生する問題点 |
レガシーOSを仮想化で延命させる場合、脆弱性対策に加え、仮想マシン間のセキュリティ対策が課題になることを忘れないようにしたい。この問題に対しては、いわゆる Virtual Appliance という、Vmsafe API などの上で動作するソフトウェアによって解決できる。ハイパーバイザを介した通信を監視し、相互感染を防止するものだ(図4)。
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| 図4 Trend Micro Deep SecurityのVirtual Applianceの動作イメージ |
同時に、物理サーバーに対するエージェントによる対策と同じ対策を施すことが可能だ。Virtual Appliance として動作するソフトウェアが、仮想マシン間の通信のみならず、ハードウェア外部から脆弱性を攻撃してくるワームなどの不正アクセスからもインスタンスを守る。仮想化においては非常に有効な対策となる。
次回はレガシーOSの抱えるもう1つのセキュリティ問題、「ウイルス対策ソフトがインストールできない」について考える。
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