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「PowerX PerfectDisk 11 Pro」を徹底活用する

デフラグソフトでパソコンを軽くする5つの奥義!

2010年08月09日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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奥義その1 Windowsの死角も逃さないデフラグ

 さて、ここからいよいよ奥義の紹介に移ろう。まずはWindows標準の機能ではデフラグできないファイルまで処理する「オフラインデフラグ」というワザ。いわば、完璧なデフラグだ。

 標準機能で処理できないものは、ずばりWindowsのシステムが利用しているファイル。ファイルに関連する情報を記録するマスターファイルテーブル(MFT)、仮想メモリーとして使われるページファイル、休止状態に作成される「hiberfil.sys」などだ。

 「PerfectDisk 11」には、Windowsが起動する前にデフラグできる機能がある。起動ドライブのデフラグ設定をして再起動をすると、黒バックの画面にメッセージが出て処理を開始。デフラグが終了すれば、自動的に再起動してくれる。

 ファイルの死角なく処理をする、まさに「完璧なデフラグ」だ。ちなみにデフラグ後の起動時間は約1分。基本のデフラグをしたときよりもさらに短縮されていた。

Cドライブを選択し、「起動時」アイコンをクリックして再起動時にデフラグを実行するように設定


奥義その2 SSDの書きこみ速度も速くするデフラグ

 つづいてはSSD(ソリッドステートドライブ)でもデフラグをするワザだ。

 SSDはHDDとはちがい、ディスクやアーム、ヘッドなどがない。そのため、断片化してもファイルの読み出しにはほとんど影響がないのだ。ただし、空き領域が断片化していると書き込み速度が遅くなることがある。

 これは特にキャッシュメモリーを搭載していないSSDに起きる現象。そこで空き領域をデフラグすることで、書き込み速度を改善できる。SSDデフラグを試してみたところ、連続書き込み速度が80.54MB/秒から90.07MB/秒に大きく改善された。

SSDを選択すると「デフラグ方法」が「空き領域の結合」になる

デフラグ前(左)、デフラグ後(右)

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