いま旬のビジネスPC 第14回
人気のCore iシリーズだが、AMDプラットフォームも検討しては?
低価格に十分な性能を──HP ProBook 4525s/CTの実用性は?
2010年07月19日 09時00分更新
CPU性能はCore i3とほぼ同等
PCの性能を計測するため、おなじみの「CrystalMark 2004R3」を用いてベンチマークを取ってみた。
結果は前回レビューした、標準電圧版Core i3搭載の「dynabook RX3」(実勢価格14万5000円前後)を若干上回る結果となった(関連記事)。
本製品に搭載されているPhenom II P920(1.6GHz)は、TDP25Wの低電圧版ながら、クアッドコアCPUという点がスコア上昇に影響したのだろうか。また、チップセット内蔵のグラフィックスとしてRadeon HD 4250を搭載し、OGL項目(OpenGLの性能)の値が良好なのも特徴的だ。インテル製CPUの内蔵グラフィックスではこの値が弱い傾向にある。
ベンチマーク中、好印象だったのがファンの回転音だ。低負荷時ではほぼ無音。高負荷時でも気にならないレベルで、特に耳障りに感じるファンの「キーン」という高周波音がないところが静音性に貢献している。
低電圧版CPUを搭載しているということで、駆動時間も良好な結果が期待できそうだ。計測には「BBench」を使用し、Web巡回とキーストロークをONにしている。PC側の設定はHP独自の電源管理ツールで「勤務先」に設定したうえで、輝度は50%、無線LANをONにしている。
結果は、2時間45分03秒となった。社内で会議中に利用するなど、机の上以外でも、必要最低限のバッテリー駆動時間は確保していると言えそうだ。
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