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おもちゃショーで見てきたちょっと気になるアレコレ

2010年07月16日 20時00分更新

文● 行正和義

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玩具界の巨人バンダイは現在放映中の仮面ライダーやプリキュアに加え、ウルトラマン新作映画(本年12月公開)を大プッシュし、ステージショーを展開する

 15日から東京ビッグサイトにて「東京おもちゃショー」が始まった。15~16日は業者向けの商談見本市、17~18日は一般公開(入場無料)も行なわれる日本最大の玩具見本市だ。大手メーカーはTVアニメや特撮などキャラクター商品の主力を展示、一方中小メーカーではアイデア溢れる製品がいくつも展示されている。トイマニアならばチェックしておいても損はないだろう。アニメ・特撮など最新玩具(キャラもの)はさておき、ここでは会場で見つけた気になる製品を紹介しよう。

バンダイ

 バンダイといえば“ガンプラ”。凄いと噂されていた「RX-78-2 GUNDAM」だが、1/144という小スケールにもかかわらずものすごく凝ったギミックが盛り込まれいてる。

足を曲げると装甲がずれて可動域が広がるほか、コアファイターも格納できる。7月24日発売

タカラトミー

 タカラトミーがもっともプッシュするのは最新製品の「ギガテンバギー」。電池パック(右下、単3×4本収納)からバギー内部の電池に充電(30分の充電で約10分走行可能)というラジコンだが、本体が軽く高出力なためどんな坂でもぐんぐん上り、盛大にジャンプするなどアクションが楽しめる。

面白いのは無線操作に2.4GHz帯を使って最大10台まで同時走行可能なこと。しかも使用チャンネルを気にしない自動ペアリング(電源を入れるとペアリングされて以降は空きチャンネルを自動で見つける)が採用されている

タカラトミーではエコ意識を高める一連のトイを考えているようだ。「ene Pocket」(画面右のキューブ状のもの)に充電池を内蔵、ソーラーパネルや手回しハンドルなどで充電、LEDライトなどでエネルギーを取り出すというモジュール構成のトイシリーズを計画中だ。中央のものも同様に単三形充電池を太陽光で充電するものだ

まだまだ企画段階ながら、温度差をどう玩具に活かすのかも検討中だそうだ。上にお湯を入れると下の洗面器にある水との温度差によってペルチェで発電、「のほほん族」が光って動く。構造は左にあるように、大きめのCPUクーラー(ペルチェ素子付き)がほとんどそのまま入っている

テンヨー

 電子玩具的なものではちょっと感心したのがテンヨーの「ツィート ファンタジー iXP3」。インテリアなどでときおり見た人も多いはずの“動くアームに付いたLEDの残像によって時刻が見えるアレ”なのだが、大幅に機能アップ。有線LANに直接繋いで登録したツィートの文字列が流れてゆく(日本語対応)。今年8~10月頃に発売。

 同じくテンヨーの「ストロボアニメーション」。紙の円盤に絵を描き(サンプルやテンプレートも用意される)、コマ状の台座に載せて指で回転。ストロボライトで照らし、ダイヤルをゆっくりまわして照射タイミングを変えてゆくと、照射間隔と回転速度が一定になったときに絵が動き出す!

アニメーションの原点である「ゾートロープ」をストロボ光でうまく再現しているいるのに感心する

ハピネット

 電子玩具としてちょっと新しいと感じたのはハピネットの「ケイドレーダー」だ。電波強度で相手との距離(5段階)が分かるようになっていて、つまりでこれを互いに装着してかくれんぼとか鬼ごっこをしようというもの。アイデアしだいでは相当ハードなゲームができそうだ。

マスプロ電工

 マスプロ電工の新製品「BS・110°CSアンテナセットBSC45RMC-SET MICKEY MOUSE」。説明不要のインパクトある外観だが、立体形状を見るとアンテナの受信部が鼻の位置にあり、逆にこのキャラくらい鼻が飛び出していないと成立しなかった製品ともいえる。

これがアンテナ!?と誰が見てもインパクトがある製品

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