KDDIは「iida」ブランドの新モデル「LIGHT POOL」を発表。7月下旬に発売する。
LIGHT POOLの最大の特徴は背面のデザインで、トラス状の構成が用いられている。トラスとは建築物などに用いられる構造で、三角形を基本にフレームをつなぎ合わせたもの。特にメインディスプレイの背面はそれぞれの三角形に合計22個の高輝度LEDが配置されており、端末を閉じたときや着信時、毎時0分などに約100パターンのバリエーションで美しく光る仕組みとなっている。
またハードウェア面でも、昨年発表の「PRISMOID」、今年1月発表の「lotta」ではエントリー~ミドルレンジクラスだったのに対し、ミドルレンジ~ハイエンドクラスを狙ったとあって充実している。カメラは約808万画素CMOSセンサー、メインディスプレイは3.2型フルワイドVGA液晶を採用。またLISMO VideoやEZ FeliCaなどを含む、auの主要サービスに対応する。ただしau夏モデルでクローズアップされた防水機能には対応していない。なお製造は東芝が担当している。
プロダクトデザインは坪井浩尚氏が担当。発表会で説明を行なったKDDI サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏によると、今回は「ポケベル、PHS、ケータイと新しいコミュニケーションスタイルを乗り継いできた世代」とのプロジェクトとのことで、実際に坪井氏は1980年生まれの29才。「INFOBARが(デザイナーとなった)1つのきっかけ」とも語った。
iidaシリーズの周辺機器となる「LIFESTYLE PRODUCTS」でも新製品が登場した。LIGHT POOL専用アイテムとしては、イルミネーションの輝きをより演出する専用ジャケット「LIGHT POOL JACKET」、光を拡散させる専用シール「LIGHT POOL FILM」の2製品。ACアダプターやストラップなど他に4製品も発表されている。