4つのフリートスワップベイと
2.5インチビルトインホットスワップベイを装備
拡張ベイとして、5インチベイ×3、3.5インチシャドウベイ×9を装備しており、拡張性も優秀だ。5インチベイのフロント部分には、フリートリリースドアとデザインコンセプトが共通のドアカバーが付いている。3.5インチシャドウベイのうち4つは、ホットスワップ対応のフリートスワップベイになっていることも魅力。フリートスワップベイでは、フリートリリースドアを開けてHDDを中に押し込むだけでHDDの装着が可能で、交換も簡単だ。フリートスワップベイは、2つずつ2組に分けられており、環境にあわせて1組ごとに位置を変えられるのも嬉しい。
さらに、2.5インチSSDやHDDの装着が可能な2.5インチベイと2.5インチビルトインホットスワップベイも搭載している。2.5インチベイは、底面に用意されており、付属のゴムブッシュを介してSSDやHDDを装着するようになっている。2.5インチビルトインホットスワップベイは、ダークフリートシリーズ共通の新機構であり、他社のケースには見られないユニークなものだ。2.5インチビルトインホットスワップベイはフロントI/Oポートの上部に配置されており、PCの電源を入れたまま2.5インチSSD/HDDを交換できることが特徴だ。
Antec専用電源CPシリーズを搭載可能
Radeon HD 5970も取り付けオーケー!
電源ユニットは、最下段に装着する設計で、一般的なATX規格の電源ユニットだけでなく、一回りサイズが大きなAntec専用電源CPシリーズの搭載も可能である。マザーボードベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれているので、バックプレート交換型タイプのCPUクーラーもマザーボードを外さずに装着できる。また、マザーボードベースには、ケーブルホールが用意されている。余分なケーブルをマザーボードの裏側に収納することで、ケース内部のエアフローを改善でき、見た目もすっきりする。
ケースの奥行きは50.5cmで、ミドルタワーケースとしては標準的だ。長さ約31cmのRadeon HD 5970の装着は可能だが、一番上のPCI Express x16スロットにRadeon HD 5970を装着すると、上から4番目と5番目の3.5インチシャドウベイが利用できなくなってしまう。ただし、3.5インチシャドウベイは9個も用意されているので、事実上問題はないだろう。拡張スロットの数は7つで、ケーブルをケース内部に引き込めるブラケットが1つ付属している。
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