21日に発表された東芝PC 25周年記念モデルの中でも、最も大きな話題を呼んだ「libretto W100/11M」。5年ぶりに登場した「libretto」の名を冠し、2画面タッチディスプレー搭載のモバイルノートという前代未聞のその製品に、豊富な写真と画面で迫ってみた。
なお、今回撮影・試用した機材は試作機で、製品版とは異なる場合がある。特にパフォーマンスやバッテリー性能、細部の仕上げなどは、変更の可能性が高いため今回は評価していない。
まずは外見からチェック!
libretto W100は上下2面に7型ワイドのディスプレーを搭載する。その外見はさながら「巨大ニンテンドーDS」といったデザインだ。キーボードやタッチパッド、スティックの類はなく、ボタン類も上側右にひとつ、下側両サイドにひとつずつの計3つしかないので、ノートパソコンとしては異例のシンプルなデザインだ。ヒンジ部は大きめで「libretto」のロゴが大きく印刷されている。
ディスプレーは上下とも静電容量式タッチパネルとなっていて、2本指までのマルチタッチに対応する。1画面の解像度は1024×600ドットとネットブック並み。それがWindowsのマルチディスプレー機能により、上下に並んだ2画面のディスプレーとして扱われている。そのため、必要性はともかく片方の画面をオフにしたり、上下に同じ画面を表示することも可能である。
非常に小さく薄いボディーに、2画面のディスプレーとマザーボード、バッテリーを搭載しているため、インターフェース類は最小限しかない。USBもひとつだけ、カードスロットもmicroSD/SDHCのみである。幸いBluetoothを内蔵するので、Bluetooth接続対応の周辺機器を使えば、USBの少なさはある程度カバーできる。
無線通信機能はBluetoothのほかに、IEEE 802.11a/b/g/n無線LANとモバイルWiMAXを内蔵している。都市部でのアクセスエリアが広がっているモバイルWiMAXを内蔵した点は評価できるだろう。
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