縦長の筺体で側面にドライブベイを備えるユニークなPCケース「PC-X2000F」がLian-Liから登場。今週25日から販売が始まる。2008年に発売された「PC-X2000B」の後継モデルだ。
内部が上下にエリア分けされた「ヒートゾーン」という特徴はそのままに、改良を施した新モデル。大きな変更点としては、「PC-X2000B」ではトップだった電源搭載部分が、「PC-X2000F」では昨今のスタンダードといえる底面マウントを採用。空いたトップ部は、新たに3.5インチシャドウスペースとして利用されることとなった。
ついでにベイ数を確認しておくと、側面からアクセスできる5インチベイは4基(うち1基は3.5インチ共有)、3.5インチシャドウベイはトップ部に4と底面部に3の計7基でSerial ATAホットスワップ対応となる。
搭載ファンは全て140mm角タイプで、フロント×3のリヤ×2という構成。E-ATXサイズのマザーボードまで搭載可能な内部は、8基のPCIスロットからフロントのファンまで340mmを確保。ハイエンドビデオカードも悠々装着可能となる。
その他、2010年モデルらしくフロントI/Oポートには4つのUSB3.0ポートやeSATA×1などを用意。アルミ製となる筺体サイズは695(H)×240(W)×442(D)mmで、奥行きが通常のPCケースより短い点は従来通りとなる。価格はツクモパソコン本店で7万5800円。お世辞にも安いとは言えないが、人とは一風違ったPCケースを使いたいこだわり派のユーザーは注目だ。