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高速性とエリアの広さ、両方得られる注目の新サービス

au、WiMAX+CDMAダブル対応のデータ通信サービススタート

2010年06月23日 20時49分更新

文● ASCII.jp編集部

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 KDDI/沖縄セルラー電話は、2009年9月に発表され、当初今冬に発売が予告されていた、WiMAX/CDMA両対応のデータ通信端末「DATA01」「DATA02」「DATA03」「DATA04」を6月29日から順次発売。同端末に合わせた専用料金プランも公開した。

DATA01

USB接続&定額制コース対応の「DATA01」。ExpressCardタイプの「DATA02」は7月5日発売。ともに日立製の端末である。対応OSは現時点ではWindows XP/Vista/7(Vistaと7は64bit版も含む)。Mac OS X 10.5/10.6への対応は2010年秋なのはやや残念(DATA01/DATA02とも)

 定額制/従量制にサービスが分かれており、それぞれ端末/プランが用意されているが、今回は一般的に契約されるであろう定額制サービスを中心に紹介する。

 定額制の端末は「DATA01」と「DATA02」で、それぞれUSB接続、Express Card接続に対応する。なお定額制サービスではCDMA網の接続時に、回線の混雑具合に合わせて通信速度が自動的に制御される仕組みが用意されている。通信速度はWiMAX網利用時は最大下り40Mbps/上り10Mbps、CDMA網利用時は最大下り3.1Mbps/上り1.8Mbps。

 一方の料金プランは「WINシングル定額 WiMAX」「ビジネスWINシングル定額 WiMAX」の2種類。WINシングル定額 WiMAXは、シンプルコース利用時の基本使用料が2030円。1パケットあたり0.042円で、基本使用料+パケット通信料の上限が6800円となる。ビジネスWINシングル定額 WiMAXは基本使用料が5030円で、これには約1GB(840万パケット)の無料通信が含まれている。同じく合計の上限は7630円。これらの料金とは別にプロバイダーとの契約が必要で、auが提供する「au.NET」の利用時は945円となる(いずれも月額料金)。

 なおauケータイをすでに利用しているユーザーに適用される「WINシングルセット割」、もしくは2年契約を約束する「誰でも割シングル」に加入すると、基本使用料が1050円割引される。ここまでの情報を整理すると以下のような表となる。

  基本使用料 無料通信分 パケット単価 合計額上限
WINシングル定額 WiMAX 2030円 ―― 0.042円 6800円
ビジネスWINシングル定額 WiMAX 5030円 約1GB(840万パケット) 0.0105円 7630円
↓「WINシングルセット割」または「誰でも割シングル」の適用で1050円割引
WINシングル定額 WiMAX 980~5750円
ビジネスWINシングル定額 WiMAX 3980(約1GBまで)~6580円

 割引を適用した場合の「WINシングル定額 WiMAX」が月980~5750円(+プロバイダー料)。UQ WiMAXのWiMAXサービスは「UQ Flat」が月4410円、2段階制の「UQ Step」が月380~4980円(WiMAXにはMVNOにより月4000円程度のサービスも存在する)。今回の新サービスでは、WiMAXの高速性とauのCDMA網によるエリアの広さというダブルのメリットを兼ね備えており、他社のデータ通信サービスとも比較しても十分魅力的なサービス内容と料金と言えるだろう。

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