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人物を魅力的に撮影する!超簡単な6テクニック (3/4)

2010年06月17日 11時00分更新

文●吉田陽一/Web Professional編集部

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逆光が作る美しい指

吉田:ネイルの写真を撮ったのですが見て頂けますか?

三浦:どれどれ。


三浦:指が太いし、背景がよくないし、ネイルの色も汚く写っている。これはイカンだろう。

吉田:ダメですか……。

三浦:では私が撮ってみよう。


吉田:同じモデルの指ですが細く見えますね。

三浦:やわらかい光を使い、ハイライトを入れることで細く見せるテクニックを使っている。

吉田:ネイルの色もキレイに表現されています。

三浦:背景に白い紙やタオルを使ってネイルの色をわかりやすくするのもテクニックさ。

吉田:指輪の撮影などにも応用できますね。

三浦:そう。ぜひ試してみてください。


視線をコントロールするポーズとアングル

吉田:屋外でモデルを使った撮影、私が撮ると間延びしたような写真になってしまうのですがどうしたらよいのでしょうか。

三浦:これか。


三浦:せっかくのモデルも、お洒落な雑貨屋さんの店頭の雰囲気も活かし切れてないな。

吉田:やっぱりダメですか。

三浦:私ならこうかな。


吉田:同じ場所とモデルなのに雰囲気が全然違いますね。

三浦:この写真には3つのテクニックを使っている。まず、足を長く見せためにローアングルで撮っている。

吉田:それでモデルがカッコイイ感じなんですね。

三浦:2つめは画面を傾けつつも単に傾けたのではなく、画面の左辺と窓枠を一致させ、不安定な構図の中にも安定を表現している。

吉田:なるほど。おや、モデルの視線がカメラ目線ではありませんね。

三浦:そう、これが3つめのテクニックで、目線の先に空間の広がりを感じさせるものなんだ。ぜひ試してみてよ。

吉田:はい、やってみます。


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