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「攻め」のスキャンを始めよう

ScanSnap+iPadが最強! 本気で始める紙のデジタル化

2010年06月17日 08時00分更新

文● 塩澤一洋

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ドキュメントスキャナーとiPadを持っている人は、何に便利さを感じていて、実際にどうやって使っているのか。PFUの「ScanSnap」シリーズを使い込んでいる成蹊大学法学部教授、塩澤一洋氏にお願いして、その秘訣を教えてもらった

 今、パソコン周辺機器において、脚光を浴びている製品ジャンルのひとつにドキュメントスキャナーがある。iPadの出現によって、書類や書籍をデジタル化するニーズがにわかに高まっているからだ。

 ドキュメントスキャナーの使い方がiPadで変わる。両者を連携することで、紙に記録した情報が生かされる。そんな使い方をご紹介しよう。

ScanSnap S1500M。カラー/両面という条件でも毎分20枚で書類をスキャンできるのが特徴だ。実売価格は5万円前後

ScanSnapは「救世主」だった

 ScanSnapシリーズは、ドキュメントスキャナーの第一人者として知られている存在だ。紙の束をドサッとのせて本体の「Scan」ボタンを押すだけで、書類を両面同時にカラーで読み取って全自動でPDFファイルにしてくれるという優れモノである。もはや仕事に不可欠なツールといえるだろう。

 研究室のデスクでは、もちろんMacの横にScanSnapを置いている。2005年から2年間、スタンフォード大学ロースクールで在外研究するためにカリフォルニアに滞在した際にもScanSnapを持っていった。おかげで帰国時には「紙にコピーした資料」を一切持ち帰らずに済んだのである。

デスクの奥の書棚に置いた24インチディスプレーにScanSnapをUSBで接続している。15インチMacBookProをディスプレーにつなげば自動的にScanSnapも使えるのだ

 大学は紙が多い。会議で配布される資料はすべて紙の束。学会や研究会に参加すれば、各報告者の資料はやはり紙で配布される。デジタル化されたデータベースが充実している今日でも、論文や判例といった研究のための資料を図書館で請求すると、紙にコピーして提供される。やたらと紙が舞い込むのである。

 会議の資料はその場で参照して、会議が終わったときに事務に返してしまうことも多いが、研究関係の資料などは保存が必要だ。それを研究室に持ち帰って油断していると、あっという間に紙の山ができる。すばやいデジタル化が必須なのだ。

 そんな私にとって、ScanSnapは救世主である。

 当初はWindowsのみに対応していたScanSnapだったが、2004年にMac用のドライバーがリリースされた。これを機に、当時のモデル「fi-5110EOX2」を導入した。その後、自宅用にコンパクトな「S300M」を買い、現在、研究室ではMac用のソフトウェアが付属する現行モデル「ScanSnap S1500M」をメインに利用している

左から、2004年から使っている「fi-5110EOX2」、現行モデルの「S1500M」、そしてポータブルな「S300M」

 特に最新の「S1500M」には、ステキな機能が盛りだくさんだ。旧型と比べてスキャン速度が格段に上がって、毎分20枚という速度で両面/カラーの原稿を取り込んでくれる。

 それにもかかわらず紙がジャムることがないのはありがたい。ドキュメントスキャナーでは、2枚同時に紙送りされてしまうということが起こりがちで、それだけでスキャンしようという気持ちがなえてしまうが、S1500Mはそれがないため、安心して任せられる。

 原稿の向きを自動的に判断して、上下のそろったファイルにしてくれるのも便利だ。会議の資料には、横向きと縦向きの印刷物が混在していることが多い。

 そしてスキャン直後にテキスト認識(OCR)してテキスト情報をPDFに埋め込んでくれるのが素晴らしい。これでPDFに含まれるの文字列を検索できるようになるからだ。正直、旧型が壊れていないのに新型を買い足すことには躊躇があったが、これだけのメリットを享受できて大満足である。

テキスト認識を有効にするためには、付属の読み取りソフト「ScanSnap Manager」の「設定」を開き、「ファイル形式」で「検索可能なPDFにします」にチェックを入れる

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