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専任管理者が置けないSMB市場の負荷を低減

NTT東日本、オフィスまるごとサポートを開始

2010年06月10日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp編集部

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 6月10日、NTT東日本はオフィスのIT関連サポートを一括して請け負う「オフィスまるごとサポート」を6月30日から提供すると発表した。東京エリアを皮切りに、東日本のフレッツ提供エリア全域に広げる。

サービスイメージ

 専任管理者を置けない中堅中小企業(SMB)やSOHO市場がターゲット。パソコン・周辺機器・ネットワーク・内線電話など、業務に必要な機器の修理対応・セキュリティ管理・操作方法の解説・復旧手配といったサポート業務を他社製品を含め、一括で代行する。

 販売店やメーカーなど機器ごとに異なるサポート窓口に対して個別に連絡する手間を省くとともに、運用支援のメニューも提供することで、現場の負荷を減らせるという。


月額6825円で、ネットワークにつながるすべての機器をサポート

 パソコンなどIT機器の管理を代行する「ITサポート」(月額6300円から)と、同社が販売する内線電話機「αNX」「αNX Plus」シリーズ向けの「ビジネスホンサポート」(月額3150円から)の2種類がある。ITサポートはフレッツ光回線(フレッツ光ネクスト、Bフレッツ)の加入者が対象。ビジネスホンサポートは、同社が販売するビジネスホン主装置(αNXシリーズ)の導入者向けとなる。

 またITサポートとビジネスホンサポートの基本メニューをセットにし、若干価格を安くした「オフィスまるごとサポート・エントリーパック」を月額6825円(PC5台まで、αNX typeS導入者)から用意。それぞれのサービスを個別に導入するより安価とする。

 ITサポートでは、フレッツ光に接続したパソコンに専用ツール(IT管理サポートツール)をインストールすることで、LAN上にあるパソコン、ビジネスホンの機器名・メーカー名の情報を把握(資産管理機能)したり、セキュリティー設定の一括管理が可能。

 電話での相談(平日の9時~18時)以外にも、専用ツールをインストールしたパソコンをオペレーターが遠隔操作して使い方を説明したり、機器交換のために訪問するといった対応を実施する。NTT東日本では、複合機3社(リコー・富士ゼロックス・東芝)とアライアンスを組み、サポート情報を共有しているほか、それ以外の製品に関しては、各メーカーのサポート窓口へ取り次ぐという。

NTT東日本の大村佳久氏

 10日の発表会に登壇したNTT東日本取締役ビジネス&オフィス事業推進本部・副本部長の大村佳久氏によると「初年度の獲得目標は約1万ユーザーで、5年後には、100億円規模の事業にしたい」とのこと。

 なお、NTT西日本も同社が提供する「オフィスネットおまかせサポートサービス」に同等のメニューを追加すると発表している。

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