マザーボードにおいては正直なところ、それほど目新しさは感じることのできなかった今年の「COMPUTEX TAIPEI 2010」。とはいえ、AMDプラットフォームの製品で気になるモデルが2つほどあった。いずれも国内では人気となりそうなモデルなので、ここで予習の意味も含めて紹介しておきたい。
ASUSTeK
TICC(台湾国際会議センター)に大きなブースを構えていたASUSTeKでは、Socket AM3対応のMini-ITXマザーボード「M4A88T-I Deluxe」が展示されていた。チップセットに最新の「AMD 880G」を採用する製品で、ご覧のようにUSB3.0も用意されている。残念ながらSouth bridgeが旧世代の「SB710」となるために、SATA3.0への対応は見送らなくてはならないが、無線LANを搭載するなど要所は抑えてある印象だ。
J&W Technology
一方、TWTCN/南港展覧館にブースを構えるJ&W Technologyでは「AMD 890GX」を採用するMini-ITX対応マザーボードを発見。「MINIX 890GX-USB3」という製品で、名前の通りNECチップによるUSB3.0もサポートされている。
チップセットが「AMD 890GX」ということで、組み合わされるSouth bridgeはもちろん「SB850」となり、これによりPhenom II X6をサポートするほかSATA3.0を4ポートも搭載。その他、PCI Express(2.0) x16×1や8chサウンド、ギガビットイーサネットなどを備える。なお、I/O部の出力にはVGA/DVI/HDMIを搭載する。発売されれば、Socket AM3対応Mini-ITX対応マザーとしては最強仕様のモデルということで、人気を集めそうな製品といえそうだ。
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