オーバークロックメモリや電源ユニットで
有名なCorsairがハイエンドPCケースに参入
Corsairといえば、高性能なオーバークロックメモリモジュールや電源ユニットのメーカーとして有名である。そのCorsairが昨年、PCケース市場への参入を果たした。Corsair製PCケースの第一弾として登場したのが「CC800DW」である。
CC800DWは、ケース内部を3つに区切る3チャンバー構造を採用した、Extended ATXマザーボード対応のハイエンドフルタワーケースだ。同社は、製品数をいたずらに増やさず、ハイエンドなゲーミングPC向けケースに特化していることが特徴だ。そのため、製品数はまだ少なく、現時点で発売されているケースは第一弾の「CC800DW」とここで紹介する「CC700D」の2モデルしかない。両製品とも価格はやや高いが、冷却性能と拡張性を重視したハイエンドPCケースであり、長く使えるしっかりしたケースが欲しいという人にオススメだ。
CC700D
●URL:http://www.links.co.jp/items/corsair-case/cc700d.html
●実売価格:3万2800円前後
3チャンバー構造を採用した
フルタワーケース
CC700Dは、昨年PCケース市場に参入したCorsairの最新製品で、Extended ATXマザーボード対応フルタワーケースだ。第一弾のCC800DWと同じく、ケースの内部を3つのエリアに分ける3チャンバー構造を採用していることが特徴だ。3つのエリアとは、マザーボードエリア、電源エリア、3.5インチベイエリアで、エリアごとに冷却ファンが用意されており、効率よく冷却を行なう仕組みだ。
ボタンを押すだけでサイドパネルを外せるようになっており、メンテナンス性は非常によい。マザーボードベースに多数ケーブルホールが開いているのも、Corsair製ケースの特徴であり、ケーブルをマザーボードベースの裏側に回せるため、エアフローを妨げず、冷却面で有利だ。4/8ピン12V電源コネクタ用の延長ケーブルも付属しており、4/8ピン12V電源ケーブルも裏側からの配線が可能だ。
また、通常のケースでは四隅に設けられた円形の足でケースを支えているが、CC700Dでは、3つの大きな長方形の足でケースを支えているのもユニークだ。接地面積が大きいので、重量が分散され、より安定した設置を実現している。
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