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狙うはプロ級!? ニコン「D300S」で撮影スキルを鍛え直す 第7回

標準レンズでポートレイト撮影

2010年06月03日 12時00分更新

文● 小林 伸、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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レンズを揃えたなら摩耗部分の見極めも肝心

 さて、単焦点レンズを沢山そろえてレンズ交換をすると、どうしてもレンズマウントやシャッターユニットなど摩耗する部分がある。カタログスペックなどにシャッターの耐久試験15万回クリアなどと書いてあるのもそのためである。

左は新品に近い状態、右はかなり使い込んだ状態のレンズマウント部

使い込んだレンズマウントのアップ。バヨネット式マウントの宿命でかみ合わせの角の部分は使い込むうちにこのように変形してしまったり、摩滅してしまう。時期を見て交換したほうがいいだろう

 シャッターユニットやレンズマウントは日常的に磨耗や消耗が発生するのでどこかの時点で交換しなければならない。性能に影響を及ぼす前に交換しないとせっかくの撮影機会を逃してしまうことにもなりかねない。

 では、その交換にはどのくらいのコストが発生するのだろう。D300Sの場合、ニコンのウェブサイトにアクセスして自分のカメラの症状や状況を書き込むことで簡単に修理の見積もりができる。

 簡単な例でいうと、ローパスフィルタークリーニング(工賃)が2000円、ボディマウント交換(部品代+工賃)が1万1100円、シャッターユニット交換(部品代+工賃)1万1100円(症状によって料金が異なるため、最大値での料金見積もり)となっている。

 レンズマウント部分は外に出ている部分でもあり、ゴミやホコリに日常的にさらされている。そのうえで構造的に擦られる宿命を持った部品なので意外と磨耗が激しい。

 しかし光学部分を支えている重要な部分なので精度も必要としている。見た目にも激しい消耗があるときには交換したほうがいいだろう。


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