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HP Compaq 6005 US/CT

日本HP、18インチモニター付きで4万円台!の省スペース機

2010年05月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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手ごろなAMD採用機が、さらに小型に

 5月27日、日本ヒューレット・パッカードは、AMDプロセッサー採用の小型デスクトップ「HP Compaq 6005 Pro US/CT Desktop PC」を発表した。最小構成時の価格は5万2500円。

HP Compaq 6005 Proシリーズに、薄さ66mmの小型筺体が追加された。仕様は省スペース型とほぼ同等で、大幅に小型化している

VESAマウント対応のネジ穴を左右側面に用意しているため、オプションの「HP フラットパネルモニタQuick Release」(4200円)の追加により、壁面設置や、机の下への取り付けも可能になる。写真は従来から販売されているdc7900 USのもので、USB端子の数などに相違点があるが、サイズなどは同等となる

 同社は、ウルトラスリム筺体(US)と呼ばれる、幅66mm、容量4.2リットルの小型パソコンを企業向けに展開している。今回の機種は、CPUにインテルのCore 2 Duoシリーズを搭載し、標準サポートも3年と充実した「8100/8100 Elite」シリーズ(関連記事)と同一の筺体を、1年保証でより安価な6000 Proシリーズにも展開している。

 高性能を保ちつつ、従来10万円前後からと若干高めだった初期導入コストを半分以下に抑えられる点がウリ。

 6005 Pro USはチップセットに、AMD 785Gを採用。内蔵グラフィックスは、DirectX 10.1対応のATI Radeon HD 4200となる。CPUはSempron 145(2.80GHz)、Athlon II X2 B24(3GHz)、Athlon II X2 B26(3.2GHz)などが選択可能。

 同社の説明では、Windows 7のDWM(デスクトップ・ウィンドウ・マネージャー)は、基本的にDirectX 10.1APIを採用しており、DirectX9使用時にはエミュレーションのためのCPU負荷がかかり性能に影響が出るという。また、DirectX 10もGPUの仮想化(マルチタスク)に対応しない。

 またメインメモリーとは別に、Side Port Memoryという128MB(DDR3)のメモリーを搭載しているため、メインメモリーをグラフィック処理用に占有することで発生するパフォーマンス低下を抑えられる。 

机の下側への設置なども可能(写真の筺体は同じくdc7900 US)

 省電力にもこだわっており、通常消費電力22Wと業界最高クラスの数値を実現しているという。外部ストレージには、HDDのほかSSDも選べる。本体側面にVESA対応のネジ穴を用意しており、液晶ディスプレーなどをマウント可能な点は、Elite 8000シリーズと同様だ。価格は17インチモニターとモニターマウントキットを加えて7万9800円から。

訂正とお詫び:掲載時、発表製品とは異なる写真が使われていたため、本文およびキャプションを補足し、写真を追加しました。(5月31日)


大型モニター付きで5万円を切るキャンペーン価格も

 なおキャンペーンとして、発売後既定数に達するまでは、大幅な低価格でモニターセットやメモリー/SSDへのアップグレードを提供する。例えば、Sempron 145搭載の最小構成価格を選択した場合、アイ・オーデータの18.5型ワイド液晶ディスプレー(LCD-AD191XHB)とセットにした状態で4万7250円となる。最小構成価格はもちろんのこと、液晶ディスプレーの標準価格よりも安いという驚異的な価格だ。

 低価格で省スペースなパソコンを手に入れたいと考えているユーザーならぜひチェックしたい。

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